2006-01-01から1年間の記事一覧

行く年来る年

国内のサッカーシーズンは天皇杯の決勝で一年を締めくくる。 もちろん高校サッカー選手権はあるが、個人的には1971年の元旦がサッカー観戦の初体験で当時から天皇杯決勝こそが国内最高のゲームでありシーズンの締めくくりのゲームであった。 今大会は浦…

「クラブ改革は可能か」その4.

■財政危機 現在、クラブの財務内容は危機的な状態にあると聞く。しかも専門の財務畑の人材はしばらくは不在。 J2降格によって営業面でも苦戦し、スポンサー離れはいたしかたないところまできているようだ。 「債務超過」ギリギリといわれる今季の財務実績…

「クラブ改革は可能か」その3.

■戦いに悔いなし 地元クラブを見ると、今年はまさに激動ともいってよい一年だった。 昨年5年ぶりのJ1復帰を果たし、アビスパのサッカーで「どこまで通用するのか」本当に楽しみに迎えた1年だった。 「約束」のFW補強は未だしも宮崎キャンプでは若い選…

敗戦に泣く少年

『水曜日(20日)に行われた記者団を招いてのバルサ主催のクリスマスパーティー会場でのこと。 ラポルタ会長は会場に詰め掛けた200人を超える記者達の前で宣言した。 「バルサの敗戦にここまで号泣してくれるこの少年は一体誰なんだ!?是非カンプノウ…

「クラブ改革は可能か」その2.

■主体性なきクラブ運営 10月13日、告示日の3週間を前にしてある市長候補を尋ねた。 もちろん事前にアポを取り後援会事務局と事前に打ち合わせた上で。 市民クラブとしての脆弱なクラブチームの現状を憂い、ある程度の資料を用意持参した上で、当事者(…

その2.

■アビスパ編 1.入れ替え戦2分けでわずか1年で2度目のJ1降格 2.一般サポの逆襲!長谷川チーム統括グループ長を解任 3.株主総会で32億円の累積損失を一気に除却処理 4.約束したFW補強せずに松田監督を解任 5.チーム戦力に合わぬ戦術の川勝…

その1.

■国内サッカー編 暮れも押し迫るとこの手のものが目白押し。「8大ニュース」でも良かったのですがサッカー関係の10大ニュースをあくまでも個人の恣意で選んでみることに。 1.WC3大会連続出場の日本代表、本番で無残にも惨敗 2.「言っちゃったね」…

贈る言葉

■「助け合う心 どこへ」 出会いがあれば別れは必ずある。 ジェフ千葉を12年間勤め上げた祖母井さんが今日(12月19日)の日本経済新聞のコラムで最後の言葉を残されている。 全部を引用することはできないが一部を抜粋して紹介したい。 「JリーグのJEF…

インテルナシオナルサポーター

■クラブWCの権威 ”クラブワールドカップ”は名前だけの大会で、現実はトヨタカップを延長したいがためにやってるに過ぎない。大会はいまだ広告代理店やTV局のマーケティング戦略の域を出ておらず、開催国の日本においてもワールドカップと呼べるだけの権…

寄り道

明日からまとめて時間を作る為もあるが慌しい中をなんとか時間作って書店(天神ジュンク堂)へ寄り道。 「思想とはなにか」:春秋社、吉本隆明、笠原芳光著 「感性のマーケティング」:PHPビジネス新書、小阪裕司著 「欧州サッカー European Football」:ダ…

欧州16強

■クラブWCサッカー 欧州代表で参加しているFCバルセロナは、準決勝でサッカーをまるでショーのように魅せていた。 SCインテルナシオナルとの決勝戦が楽しみであるが、横国では3位決定戦も16時20分から。 ■欧州CL組み合わせ 欧州CLの決勝トーナ…

Tさんへの手紙

恩ある方の葬儀など重なり公私共に多忙故、「クラブ改革」についてのは後日改めて続けたい。 ■Tさんへの手紙 Tさんこんにちは! 埼玉の天皇杯には観戦に行く予定にしていますが、リーグ戦がようやく終わりました。 長かったような、短かったような。今季が…

クラブ改革は可能か

■失った草の根その1. 「クラブの前身中央防犯「藤枝ブルックス」は、93年JFLⅠ部昇格後、Jリーグクラブ゙誘致に動いていた福岡市の意向を受け、1995年にチームをこの福岡の地に移転した。チーム名はその後「福岡ブルックス」と名づけられ、199…

2度目の降格

ゲーム後に遅くまで多くのサッカー仲間たちと語り合ってようやく落ち着いた。しかし一日経っても気持ちの整理はつかない。 今日は午後に少し時間あったので博多の森へ出かけた。 昨日とはうって変わってのどかな天気の中、そこに歓声も悲鳴もなかった。スタ…

残留決戦!

2006年 この一年 博多の森という劇場空間に わたしはあなたと共にいた どんな辛いときも どんなに悲しいときでも 頑張るあなたに励まされ 勇気をもらった いまこの瞬間(とき)を大切にしたいから ずっとあなたとここにいたいから 最後の最後まで 熱くて…

反町の限界

U−21代表が出場しているアジア大会の敗退が決定した。 この大会はもともと最初から”経験を積む”という目的であったのならともかく、他国を甘く見る訳ではないがこの代表チームがこの大会でベスト8進出を果たせないことは「敗北」以外の何者でもない。 地…

前半は無失点ドロー

入替え戦を前にGK水谷は大きなストレスを抱え(胃腸系の)体調不良を訴えていたらしい。 いやゲームに出ている選手のみならず、クラブ関係者、スポンサーそして何よりサポーターの心情は言葉では表現できないほどの重い精神状態を抱えている。 なんとか強…

武士の一分

BUSHI NO ICHIBUN この山田洋次監督藤沢作品3部作の最終作は、非常に良質な作品とみた。 傑作。 見終わって。熱いものが込み上げ、それを抑えきれずしばらく椅子を立てなかった。 優しさとか愛とかそういった軽く表現されるものでなく、男と女について、互…

金古へのメッセージ

■北斗に鶴を! 全治6ヶ月の大怪我を負った中村北斗選手へ「鶴を送ろうという」という運動が起きていますが。リーグ戦最終戦の試合後、博多の森のテント前で折り鶴を集めていました。 私自身も慣れない手つきで家内と一緒に折った折り鶴を託しましたが、引き…

因縁との清算

■神戸、川勝から松田へ A.1999年、ヴィッセル神戸は、長谷川チーム統括部長の要請で川勝氏が監督就任。(その後長谷川氏は01年末に名古屋グランパス編成担当部長に就任) 99年当時ヴィッセルに在籍していた選手が布部(当時DF)、吉村。 B.2…

入替戦へ

[J1第34節、福岡ー甲府]:博多の森球技場 ■攻撃の組み立て これまでを振り返ると、川勝体制になってのアビスパ福岡のチーム力は、10月がピークであったように思う。 守りきった32節のガンバ戦はともかく、このところの、第31節の川崎戦、33節の…

天命を待つ

■一里塚 決して排他的にならず自分でできることを自分たちでやる。 後悔しない為にも思いついたことでいいのでやってみる。 という最初の想いを抱きながらHAKATA-NO-MORI PROJECTのコミューンを立ち上げ、今日まできました。 きっかけは既成のグループからの…

贈る言葉

■攀念智(はんねんち) 攀は、登攀のはん。つまり両足で歩く山登りでなく四つんばいになって攀じ登るの攀。富士登山でなく槍ヶ岳北壁登攀。 念は、「想い」を更に強烈にしたもので「執着」ともいって良い。しつこく思い続けること。 「攀念智」とは人を恨ん…

クラマーの言葉

■組織としての規律 「過去は、それを素晴らしいものだと振り返り、そこから学ぶことができる。しかし人生とは過去ではなく将来を見据えなければならない。過去とは自分たちを発展させるための基礎にすぎないのだ。」(デットマール・クラマー) 「いい選手た…

さよなら長谷川さん

2月の末の頃だったろうか。複数の方から彼の悪事を聞く。 ■サッカーゴロ、トップへ 昨年末12月のはじめ。財務、営業、販促、広報、スペシャリスト不在のクラブの中で、唯一のプロといえる立場の彼がクラブ内でチーム統括グループ長に就任。 ヤンマー出身…

全ては最終節

[J1第33節、名古屋ー福岡]:瑞穂陸上競技場 ここ3戦続けて先制点を奪われているアビスパ。 この重要な一戦は全体をコンパクトにし、全員のコンビネーションでスキを作らず前半を無失点で抑えてゲームを作りたい。 そしてグランパスはFWヨンセンが累積…

ホームの底力

*15時試合開始だったが、この後ホイッスル間も無くスタジアムには照明が点灯された。 [J1第32節、福岡ーG大阪]:博多の森競技場 Jリーグも残り3試合。この日は雨天にも関わらず埼玉スタジアム、味の素に次いで3番目となる2万以上を集めた博多の…

無理強いる代表戦

[3カ国対抗:U−21日本代表ーU−21韓国代表]:国立競技場 この時期にUー21代表戦をやる意味は全く無い。 しかもWCの影響を受け週末と平日に組まれた終盤のリーグ戦日程の狭間に無理やり押し込めた日程。 ガラガラの薄ら寒く写る国立競技場から送り…

苦節50年

松本さんが第一線を退くという大ニュースが飛び込んできた。 既定の路線とはいえイクオさんに思い入れのある世代としては、このことが現実ともなると大変ショックなことである。 松本さんの後を岸野さんが継承することは誰もが認めるところであったし、実際…

勝ち点失う

[J1第31節、川崎ー福岡]:11月14日(土)等々力競技場 ■中盤のせめぎ合い フロンターレは、ジュニーニョ、マギヌン、マルコンの3人が揃いも揃って累積欠場。 決定的な仕事ができるジュニーニョ、前線でアクセントになっているマギヌン不在では前線…