2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

もはや”死に体”川淵、鳴りを潜めて風を読む

7月21日のオシムさんの日本代表監督就任によって風向きは変わった、ように見える。 ブラジル戦の終わったあの日、誰もが未来への希望を失いかけた。WC惨敗後には焼け野が原だけが眼前に広がったのだ。 無論、焼け跡にはペンペン草も生えてはいない。新…

J2への道、まっしぐら

[J1第15節、福岡ー清水]:博多の森球技場 ■健太さん名指揮官の道へ 健太さんのチームには躍動感がある。何よりメリハリがある。 攻める時と無理をしない時のリズムの変化は彼が指示してきたことの一つであろうが、藤本や青山ら若い選手たちを伸び伸びと…

「Good Bye 川淵さん。」バナー最終版

「Good Bye 川淵さん。」バナーの最終版が完成しました。 これまで以上にデザイン性に優れ、意思を持つシャープなイメージの(3本足)ヤタガラスになったと思います。 ○[Good-bye川淵バナーGIF動画版]:最終版http://www008.upp.so-net.ne.jp/otousan2006/u…

北京五輪世代

当時、クラブにはビジョンも明確な目標も無く、未来のあるべき姿を考えることもなかった。 ただ流れに身を任せそしてつけハギだらけのチームを作った。今にして思えば。 やがて大きな借財と負債が残り結果として市民や企業に多大な債務を背負わせることにな…

「Good Bye川渕さん」動画バージョン

■GIFバージョン 香港の友人の手により、はてなでも使用可能な[Good bye川淵バナー]GIFバージョンの動画版が完成しました。 GIFは以下の通りです。 ○[Good-bye川淵バナーGIF動画版] http://www008.upp.so-net.ne.jp/otousan2006/kawabuchi.gif ○リンク先 KET …

「グッバイ川淵さん!」

昨日(7月21日)オシムさんの日本代表監督就任の発表が行われました。■提灯記事 この4年間の代表チームの総括や惨敗したWCの総括について論じると、あらゆる問題が彼に帰結すると思われる我が日本サッカー協会会長の功罪。 川淵氏へのある種のアピール…

雨中の鬼神ホベルト

[J1第13節、アビスパ福岡ーFC東京]:博多の森球技場 中断明けの最初のゲーム。 ■川勝氏の手腕が試される アビスパは監督を交代し、前線と中盤の選手を補強した。 この間、クラブのビジョンの無さ加減やフロントの駄目さ加減を思い知ったことは間違いな…

「新しい舞台を用意する前に」番外編

20日付けで新たに追加しました。 この4年間の日本代表チームの総括やこのドイツ大会の総括について、また日本サッカー協会の取り組みについて、プロのサッカージャーナリストが書かれたもので明快なコラムは私は未だ目にしていません。 これはとても残念…

「新しい舞台を用意する前に」その5.

仕事柄、数多くの事業の失敗例を見る機会が多い。中には会社更生法の申請をした企業もあればこれまで財政支援を受けながらなんとか立ち直った企業もある。 個人的にも中に乗り込んで企業再生の手助けをしたことも何度かあるが、駄目になっている企業や組織は…

「新しい舞台を用意する前に」その4.

■極端な日本人 堀江氏がインサイダー取引容疑で捕まると、その途端に猫も杓子も堀江パッシング。 どうかしていると思う。 それまでと違って振り子が少し反対に触れただけで、彼の先進的なものの考え方も斬新な取り組みも全く認めようとしない日本人。 ホンの…

「新しい舞台を用意する前に」その3.

■「結果なんです、勝負は。」 川淵 基本的に(トルシエが)日本人を一段下という感じで見てるところはありました。だから選手に対して敬意を払わない。そういう意味で僕自身が不愉快に思うこともありましたが、彼のいいところを挙げれば、日本人の監督ならそ…

「新しい舞台を用意する前に」その2.

■トルシエと川淵氏 トルシエは協会、中でも当時副会長だった川淵氏とソリが合わなかった。 というより短気で癇癪持ちの川淵氏は、いわば社内営業ができない(メディアとうまくやれない)トルシエを慇懃無礼者として見ていた節がある。 だからトルシエの業績…

「新しい舞台を用意する前に」その1.

ジーコジャパンの4年間を総括するには、最終章が劇的とも言えるほど悪夢の結末であったため、なんとも、気を取り直す時間が必要なのかも知れないw いやしかしトルシエジャパンの4年間だってキチンとは総括なんぞしてないのだ。実は。 当時「田島リポート」…

『新しい舞台を用意する前に』(前段)

以下、今月初めにミクシィに書いていたものをこちらに移します。 キチンと推敲している文章ではありませんので突っ込みどころ満載ではありますが、その点ご容赦願います。 それと、できれば時間がある時に続きを書きたいと思っています。

代表チームの変質

■放浪の旅の終焉 02年日韓WCの開催時期。私は東京での長い赴任を終え、実家のある福岡へ帰ってきた。 それまでは海外諸国も含めあちこちに出ることが多く、東京以前には大阪にも5年ほど住んでいた。 仕事の関係もあって全国の主要各都市に出かけた。た…

さよならジダン

このゲームが現役最後の試合となるジダンの、WC決勝での一発退場には驚いてしまった。 ジダンの過去の性癖とか気短かさはともかく、彼自身が許すのことのできない事態が、あのピッチ上で起こったに違いない。 それが人種差別発言にせよ相手の荒っぽいプレ…

シーズン半ば

J2はちょうど折り返し点。 降格組の東京Vが失点多く苦戦しているものの、柏、神戸は好位置。横浜FCが史上最低失点で快進撃を続け、仙台、札幌も力通りに上位に位置している。 柏のJ1復帰は高い確率だと思うが、実はJ2の本番は第3レグから。 毎年必…

専門紙の使命

エルゴラには期待していた。 いや、正直半分は今も期待しているといってもいいかも知れない。 私は、エルゴラッソが日本で最初で唯一のサッカー専門紙として、一定限の発行部数を伸ばし、サッカー界にある種のステータス(地位)を築くことを願ってきた。 ま…

ジダンの大会

自分の場合は客観的に見るよりも対戦するどちらかのチームに肩入れして観戦する場合が多い。この大会の決勝トーナメントではこれまでフランス代表視点で見ていたが、このゲームに関してだけはゲーム終了までポルトガル代表視点で見ていた。 ここまで来ると冒…

気高い精神性

なんともイタリア代表の開催国ドイツを押さえ込んだ強靭な精神力には恐れ入る。 どちらも致命的なミスを許さない、正確で恐ろしく頑丈なゲーム運びをしていたが。 両チームともアスリートとしての高い能力とここまで昇華させたコンディションつくりは素晴ら…

義憤に感じる

昨日(7月2日)の雁ノ巣での浦項スティラーズとのTRMについては、「写真館」の方でコメントしました。 ■義憤に感ずる オシムさんの代表監督就任が現実的になっています。06年WCの惨敗に端を発した川淵問題を含めた協会の憂うべく現在の状況や、ジェ…

まことに残念!

中田英寿が突然の引退発表。 ブラジル戦の後、ピッチ上で仰向けになって涙を流していたヒデ。あれは現役選手としてピッチに別れを惜しむ涙であったのか。 29歳。まだ衰える年齢でもないし、引退はいかにも早過ぎる。 これまで日本のサッカー界を文字通り牽…

フランス抜ける!

ドイツWCは、準決勝に進出する4チームが決定した。(プレビューについては後ほど書きたい) それより、極め細やかで美しいジダンのプレーが最後にならなくて本当に良かった。 おそらくリーグ制覇やCL制覇など疾風怒涛の戦いをしたロナウジーニョの疲れ…