Nさんへの手紙

■スタジアムへ行こう!

お疲れ様です。

ひとシーズンの内チームには何度も重要な場面や局面、また瀬戸際などが訪れるものですが。
シーズンを通して考えると、我がチームは今まさに正念場の時期に入っているように思います。

序盤、絶望的な連敗をしたチームが息を吹き返し昇格圏内に入ってるかと思うと、出足首位と好調だったチームが数ヶ月のうちに中位に喘いでいる。
この、世界的にも長丁場の東の果ての2部リーグは、まことにもって多くのドラマを内包しています。

サポーターとは、何度も何度も絶望と歓喜、苦渋と辛抱の両岸を彷徨いながらも決してチームを諦めないこと、チームとともにあることなのだとしたら、何とMASOCHISTICな世界なのでしょう。

さて。
その今シーズンも残り8試合となりました。

これからの1試合は、なんといっても更に深くて高いジェットコースター。
というより。
試合ごとのゲーム後半の25分からは、大時計を見ながらの1分、1分、その選手たちの一挙手一投足に息を呑み、絶望と歓喜の瞬間を味わうこととなります。
一つのキックや一つの走りが致命的であり決定的ですらある。

例年のごとく資金は底を尽き借り入れさえ儘ならず、相変わらず場当たり的にシーズンに臨み、このままでは強豪クラブにもビッグクラブへもなり様がない我がチームの最終局面の面白さはどのハリウッド映画にも負けない醍醐味。
1部の下位と2部の上位のランドスケープ。
そこのところの日本でもっとも相応しいクラブチームを望んでいる訳でもないのに。
こういう局面にこそスタジアムに行かずして。

それにしても今シーズンは土壇場を何度も経験してきた久藤、布部、久永等がいるという強みは他のチームにないもの。

また最終結果はどうあれ。
結局は序盤に”干されてた”と見られた城後や柳楽の意地と踏ん張り*1が、今シーズンの命運を左右するのかなと思いながらスタジアムへ足を運ぼうかと思っています。

さ、スタジアムへ!

*1:一人前に成長した田中佑昌はともかく、中村北斗不在の現在、この二人の活躍は必ずやチームのベンチに勢いをつけ、スタジアム全体を明るくしてくれそうに思っています。