決戦の前に

3位のアドバンテージは名ばかり。
アビスパ福岡にとって、5年ぶりのJ1昇格を賭けた一大決戦、リーグ戦4位のセレッソ大阪とのプレーオフ勝戦は、なんと(!)セレッソのホームで戦うこととなった。


・プロサッカーにおいてホームゲームとは何か
・年間を通して積み重ねた勝ち点の重みとは何か
・大きく広がるリーグ戦の勝ち点差とはどういう意味と意義があるのか

現実は、すべてをないがしろにしてる。


村井とかいうサッカー素人はじめ、興行優先の電通 に囲い込まれたJリーグ

村井某がどんな言い訳をしても、説得力に欠ける。

そういえば、アビスパ福岡の前の前の社長さんは電通出身だった。村井某と同じで口だけは達者だった。


◇井原氏の手腕

アビスパ福岡の今季は、昇格争いに組み込めるかどうか、つまり、「6位以内になんとか入れば。」という、当初の予想から、大きく期待を裏切り(いや、予想以上の!)戦績を収めている。

リーグ戦の勝ち点82という数字は、おそらく誰も予想していなかったに違いない。

今季の成績は、全て、井原氏の手腕によるものだと思う。
もちろん、背景に、会社のバックアップ体制の充実もある。

次の試合が、ホームの利をセレッソがどう生かそうが、現在のチーム力やベンチワークを比較して、客観的に見ても、アビスパ福岡の方に大きな分があるのは否めない。

果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか。
この時点では、大阪の地での最終決戦がどう転ぶかは、その結果は神のみぞ知るである。


個人的には、
あと1年、2部でやって、井原氏の手で強固な地盤を作ってからでも、全然、遅くはない、と考えている。
むしろその方が、その後に、1部で、長く戦えそうに思う。

何より、井原氏の最大の仕事は、守備面の充実。

中でも、U世代で米国代表にも選ばれた、米国育ちの濱田。
地元福大出身の1年目の田村。そして特筆すべきは、五倫代表にも選ばれる見込みの今年加入したGKの中村。
元々、素材としては優れた面を持っていた若い彼らを見事に育て上げながら、短い期間でチームを熟成させたこと。
これに尽きる。


もちろん、ジュビロ磐田の名波氏も頑張ってはいる。
しかし、今年は、井原という指導者が見事にデビューを飾った年として、後年まで記憶される年になるに違いない。