「佐世保事件」はコメントできない・・

orion10142004-06-08

サポティスタの岡田さんが、「佐世保の事件」についてblogされてある。
なかなか読み応えがあって、考えさせられた。
この社会、子供の殺人事件はこれからも増えていくのかも知れないが、こういう問題は、人の親であり、人の子として、思うこと多くて、正直なかなか簡単にはコメントできない。
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しかし、「被害者と加害者が逆転する」その可能性の所には注目した。
2チャンネルにも児童のHPが晒されたりしたようだが、当事者同士じゃないと語れない部分もあるだろうし、今の時点では全ては憶測だ。
いずれにしても、毎日新聞始め多くのマスコミの記事が、相当に表面的で、建前の上っ面の部分しか触りきれていないことだけは間違いない。TVもしかり。
マスコミには個人の深い闇までは表出できないのかも知れないが。
また、一時的には、世間さまのネット社会についてのイメージや理解は、薄暗いものになることだろう。
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さて、事件とは関係ないが、我々がいつもお世話になってる【ネット】について(笑)

匿名優先のネット社会での他者とのやり取りにおいてーー、
自己の妄想と、勝手な思い込みでヒステリックにエスカレートしやすいのは、恐らく精神的に自律できない女姓(失礼な表現してます・笑)であったり、幼い子供であったりする、という意見や、また、小さな狭い領域でしか行動していない者、社会性の薄いワガママ性の強い人程そうなりやすい、という意見をどこかで見かけた、が。紹介のblogにも性について、あるいは女性について書かれていたが。
実際はどうなのか、自分にはわからない。
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ネット扱い者が、精神的にも自律した多くの価値観を認める許容量と一定のモラルや自制が働く者ばかりであれば、問題はないのかも知れないが。そんな世界は、おそらくどこにもないだろう(笑)
「匿名性」であればあるほど、自らがルールを作るか、ルールを主宰者なり誰かにハメられるか、そうしないと個人の領域では規制も何もかけようがない。
実名で、ルールのない場所に、単身行くのは余程の器が要る(笑)また匿名性の強いルールの効かない場所は、荒れて掃き溜めになりやすい。
子供に、ネットを扱わせることは本当に難しい問題だと思う。
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実際、現実社会と同じで、ネットにおいても、どこへ行き、どこを彷徨うかは、付き合う相手も含め「自分で選ぶ」しかない、のだが。嫌なところには行かない。波長の合わない人とは交流しない。無理はいけない。
「選ぶ」という能力を有してない子供には、親が我慢して与えることをやめ、指導(教育)するしかないだろう。

現在の学校では、我慢は教えてはくれない。厳しい姿勢で我慢を教えることは「暴力」だと教育ママゴンにいわれるのだから(笑)
小学校教師の家内は、新学期はいつも、倒れそうになるほど親たちと闘っている(笑)
今年も、佐世保事件と同じ年齢の、6年生を担任している。