小野新たな舞台への一年

エルゴラ、32ページの普段より厚みのある今年の最終版は、「高校サッカー選手権」特集号だ。
全参加校の紹介は詳細で、なかなかの資料となる。
トップは前号に続いて小野伸二のインタビューだが、聞き手の問題もあるが、全く内容がなかった。エルゴラには珍しく、これはグラビア的扱いか。
■苦渋の一年

小野にとっては今年は苦渋の一年だったハズだ。その一年の最後に足首の手術をし、出直しの一年が始まる。
18歳でWC出場を果たした後、彼の歩みは決して順調とは言えないが、これまでの経験は少しも無駄にはなっていない。
小野にとっては来季、オランダ最終年となるだろう。色んな意味でそういう時期だと私は思う。
プレーの成熟度も含めてそろそろ新たな舞台を踏み出す時期に来ていると私は思っている。

彼の有してる才能だけを注目すれば、おそらく日本サッカー史上、最高のものであることは間違いのないところだろう。
私は、彼のことを考えると、いつでも気持ちが明るくなる。
誰しも小野を太陽のような存在だと思っている。できれば彼は、いつでもどこのピッチの上でも、太陽のごとく輝き続けて欲しい。
そして、私たちは小野と時代を共有する喜びを感じなければならないと思う。彼のプレーは、歴史上の日本の傑作なのだ。
そして、2年後06年に、小野伸二が選手生活最高のコンディションであることを私は望みたい。
彼のパスを素早く受けるのはもちろんヤナギこそが一番に相応しい。
■ヒデメール
さて、そろそろ今年も終わりに近づいています。
ヒデも、この一年は苦渋の一年と言っても良いくらいに、長期に亘って怪我に悩まされました。
ここは是非とも切り替えて、新しい年がヒデにとっても良い一年であるように。
“年が変わる”ということに頼らずに、毎日ポジティブに気持ちを切り替えられる気持ちの強さを身に付けて…。