「愛媛FCをJリーグへ」2.

■リーダーシップ
このところのメディアの情報は、「チェアマン(鈴木氏)は、ハード面ばかり話をしてる」ように見えるが。
実は、損益計算書をしっかり読むことのでき、泥をかぶれる人を求めているのかも知れない。
知事自らリーグに足を運んだのか知らないが。県レベルの役人では無理なことは確かだ。彼らは土壇場になると自分の身を守ることに精一杯。
鈴木氏は役人に対して「あんたじゃ無理」と、直接言うタイプではない。
「プロサッカークラブを経営する」ということがどういうことなのか、役人レベルでは中々通じない話であることは確かだ。
自分は、松山の立派な経営者を何人も知ってるが。いずれも彼らはプロ野球は好きだがサッカーには関心がない。残念なことに。
理想は、井川さん(サガン鳥栖社長)のような、事業経営を理解するしかも率先垂範のリーダーシップの取れる方だが。
■何故、川淵氏の後釜が鈴木氏だったのか?
Jは、生めや増やせの時代ではない。
設立時にはハード面の整備と、集客力が重要であったろう。
もちろん、川淵氏が掲げたJ百年構想の旗印の下に集まるという”志”が何よりであった。
何故、その後のチェアマンが鈴木氏なのか。鈴木氏にバトンタッチされたのか。
彼は、民間企業出身であり、言うまでもなくビジネス感覚を身につけた実務畑の有能な経営者である。
経営者でもあるが財務に何より強い。
Jバブルはとっくに崩壊している今となっては経営基盤の強化こそが何よりの命題であろう。
愛媛FCの、貸借対照表も資金繰りも見るよしもないが、危うくなった時にキチンと舵取りできる統率力は欲しいと思う。
それがないなら未だ地域リーグであるがロッソのような総合力だろう。(彼らは既に鈴木氏を巻き込んでいる。)
それらの環境条件を執着させ、しっかりした線路を作るのは、一にも二にもサポを始め地元の熱い支援とエネルギーに違いない。

頑張れ!愛媛FC