J史上最大の混戦

■飛び出せない上位3チーム
J1、33節は上位陣が勝ちきれず浦和、千葉にも俄然可能性がでてきた。
セレッソが初めて首位に立ったが、差は僅差。首位には立ったが、マリノスのロスタイムゴールはこれまでの勝ち運が続かないことを示した。
最終節までどこが優勝するかわからなくなってきた。
このような展開は、おそらく誰も予想さえしてなかったに違いない。
リーグは、たった1試合しか残っていないが、この先を予想する方も大変に困難なことだ。
以下、勝手な予想。

[J1,33節現在順位]
           勝点  勝    分  負    得  失  得失差
1.C大阪  58    16    10    7    46    38    + 8   
2.G大阪  57    17     6   10    78    56    +22   
3.浦 和 56    16     8    9    61    37    +24   
4.鹿 島 56    15    11    7    57    39    +18   
5.千 葉  56    15    11    7    54    41    +13  
[J1第34節・最終節の対戦]12月3日(土)14時〜
   鹿  島ー柏   (カシマ)  
   大  宮ー横浜FM (埼玉)  
   千  葉ー名古屋 (フクアリ東京Vー大  分 (味スタ) 
   川崎FーG大阪 (等々力) 
   新  潟ー浦  和 (新潟ス) 
   磐  田ー神  戸 (ヤマハC大阪ーF東京 (長居)   
   広  島ー清  水 (広島)  

■得失点で有利な浦和が抜けそう
5位の千葉まで優勝の可能性がある為、おそらくガンバもセレッソも最終戦は「勝ち点3」を上げることが優勝の条件と言って良い。
つまり優勝するチームは最低でも勝ち点59以上を上げることが必要となった。
それと5チームは一線に並んでいると見ていい。

セレッソは、FC東京に勝てば優勝決定。初めてトップに立った選手達の精神状態がこの1週間の空きでどうなるか。百戦錬磨の森島の存在は大きいが、選手たちは、かって体験したような緊張感に包まれるに違いない。しかも初めての追われる身。
セレッソ的には、本当ならば、33節で勝っておきたかったはず。
目の前で優勝決定させたくないFC東京にも意地がある。次節はドローと見た。

ガンバは、怪我人も多く33節のゲームを見る限り相当に雲行きがあやしくなってきたといえようか。優勝するチームであるなら直前にこんなに負け続ける訳がない。西野さんの顔も益々険しくなってきた。
自分は、等々力での勝ち点3は至難のように思うが、川崎Fも調子は下降線。こちらも次節はドローと見た。

いずれにしても、5位の千葉まで優勝の可能性がある為、ガンバもセレッソも最終戦は、勝ち点3を上げることが優勝の条件となった。

3位以下では鹿島と千葉は得失点差で大きく不利。千葉は今季の2冠は贅沢。来季にとっておこう。ここで俄然有利になったのは浦和であることは間違いない。

確かに最近勝ちきれない鹿島にも可能性は僅かに残ってはいるが、この日の清水戦のドローゲームで今季が終了したように思える。優勝するなら、ここらで若手のヒーローが出てきているはず。

<追記>
自分は、個人的には、どんな内容してでもいいから鹿島が勝って優勝し、セレーゾの髭を剃り上げイタリアへ帰国させたいし、オガサを海外へ送り出す勢いをつけたい、と思っています。

しかし、今の鹿島の前線でボールが停滞してしまうチーム状態と、オガサの個人技頼りのサッカーでは、と思っています。
リーグを活性化するには大阪のチームに栄冠が輝くことが一番なのでしょうが。両チームともここ一番のどんづまりの大一番に強い印象がありません。

最終節は、スタンドもいっぱいになりそうです。さて、結果はどうなるのでしょうか。