「ダービー」

今季、Jリーグ側が側面から後押しして、煽り、盛り上げた各地の”ダービー”。

来季は、といえば。

「九州ダービー」が無くなり。

そして、
「東京ダービー」も無くなり。

更に、最終節と入れ替え戦次第では。
「千葉ダービー」と

「みちのくダービー」も、無くなる可能性がある。

世界的に見ても、J2ほど長期でタフなシーズンを持つリーグ戦は少ないと思うが、来季は愛媛の昇格で、輪をかけて試合数が増える。
そういう意味でも2部慣れしていない降格チームのサポは大変な一年となりそうであるが。
ともかくも、来季はダービーそのものが少なくなりそうなのは残念なことである。
■ダービーは、自らのアイデンティティを賭けた地域間戦争

「ダービー」は、エリア的には側近のクラブ同士の「地域間戦争」と見るべきかも知れないが。

九州在住者から見ると、
熊本、琉球、長崎、鹿児島の、早期のJ入りを待望したいところ。

数年後のあるシーズン。
呼称は別にしても、「鳥栖ー長崎」の肥前ダービー、「福岡ー熊本」の南関ダービー、「琉球ー鹿児島」の南蛮渡来ダービーなどの対戦は、今からでも待ちきれないほど楽しみな雰囲気の試合となりそうだ。

ついでにダービーの粗製濫造すれば。
他に、「熊本ー長崎」の有明ダービー、「熊本ー大分」のやまなみダービーだってある。
大分は同じステージに立つなら「大分ー愛媛」などの海峡ダービーも作れる。

そうなれば、そのうち、宮崎、北九州もプロ化の運動が大きく沸き起こってくることだろう。

数多くのクラブがJへ上がれば、J1での九州内のクラブ同士の唯一の対戦を「九州ダービー」と呼称すれば良い。

これほどの”地域興し”はない。