スポーツに還元どころか
CLウィークに入り、連夜の寝不足が続いている。
以下、眠気も吹っ飛ぶような唖然とする決算報告。
□どんな決算でも許される
[収入] 前年事業予算 前年度決算 差額 投票事業収入 26,176百万 15,841百万 −10,335百万 ★ 運営費交付金 5,085百万 5,085百万 0 ☆ 収入総額 56,232百万 45,950百万 ー10,281百万 [支出] 前年事業予算 前年度決算 差 額 業務経費 14,489百万 13,765百万 −724百万 人件費 4,338百万 4,551百万 212百万 受託事業費 1百万 7百万 6百万 □ 支出総額 55,888百万 47,297百万 ー8,590百万 [経常損益] 収入 45,950百万 支出 47,297百万 損益 ー 1,347百万
上記は、文部科学省の役人たちの天下り先である法人の16年度(17年3月期)決算の一部。
□もらうものはキチンともらう
この法人は約束している支払いを棚上げ塩漬けにしているだけでなく、己れたちの給与や賞与は”予算以上”に分担しあい、赤字になろうが、決算がどうなろうが知ったこっちゃない。
この「天下り役人の生活を守る」為の法人がスポーツ振興である。
民間企業(上場企業)であれば、大幅減収減益で責任者や管理職は社会的責任を間違いなくとらされ、事業の存続さえ危ういものになろう。
予算対比81.7%の収入実績と13億円の赤字決算が今後向上する手立てがなければ、民間ではやがては上場廃止ともなるはずだ。
この法人の幹部たちは、危機感も管理意識も欠落しているだけでなく、結果責任も取らずに済むのん気な人びとである。
彼らが国立競技場の運営とともに現在のtotoの運営を行っている。
★:toto売上げ金
☆:税金からの交付(50億円もの税金を彼らに投入)
□:問題になっている事業費
□サッカーtotoは日本に不向き?
最初に興味半分でやっただけで今はtotoには全く関心がないので言えた義理ではないが、まだ続けたいのなら、totoはサッカーでなく「大相撲」の方が収入増が見込めると思う。
引き分けもないし、たまに取り直しはあるが勝負は簡単に決着する。
ギャンブルにつながるかどうかは知らないが、国内の1億円以上の資産家(裕福層)のほとんどが65歳以上の高年齢層である。
実は、彼らは宝くじには多大な関心を示してもサッカーなどには比較的関心を示さない。
経済的にも時間的にも余裕のある先達たちのほとんどは、年に6度開催される国技・大相撲にえらくご執心である。
そしてアラブの大富豪たちがラスベガスの超一流ホテルのフロアを借り切って賭けに興じるのは有名な話であるが。資産家たちに熱く参加して頂ければtotoも潤う。
横綱が負けたら座ブトンを投げるだけでは収まらないかも知れないが(笑)