「初先発!」


(写真は、アビスパ公式より。ファーデナンドが好きという柳楽)
【J2第24節、仙台ー福岡】:仙台スタジアム
このところのアビスパの先発メンバーの若返りは凄い。最近は、試合毎に若くなる。
この若さは、おそらく他チームと比しても今季一番ではないか。
この日の先発はなんと平均年齢が23.2歳。

それと、前節の右SB山形辰徳に引き続き、期待していたナギ(DF柳楽)がようやく初先発した。
U−20で北斗とともに代表に選出され、オランダWYでもフル出場していたが、ナギも雁ノ巣のサテライトで辛抱して練習してきた甲斐があった。
センターバックを千代反田と組み、中村北斗と並んで右のゾーンを守っていた。

このゲームは、録画で見た。
全体を通してアビスパらしい良いゲームをしていた。長距離移動もあり、中2日で疲れているはずであるが、選手たちの動きは中々良かった。
ホームでの大声援を受ける仙台が、放り込みサッカーとセットプレー以外に見るべきものがないことを思うと両チームの力の差は歴然としていた。
2−1とリードした後半の残り5分。初先発で踏ん張っていたナギに、突然に試練が訪れた。主審(長谷)の厳しい判定でPKを与えてしまったのだ。2−2。

ナギにとってはなんとも苦い初先発デビューの日となってしまった。
「苦難は、それを乗り越えることができる人にしかやってこない。」

この経験を生かすのは、これからのピッチの上だ。少なくともこのことを除けば、初先発は合格点を与えてよい。
頑張れ!ナギ!!

首位京都2連敗

この地方では毎週のように生観戦ができる。
Jの日程が福岡と鳥栖で交互開催となっているからなのだが。

30日は、博多の森で福岡ー湘南戦。今日(2日)が、鳥栖スタでの鳥栖ー京都戦。
またこの土曜日(6日)が博多の森で福岡ー水戸戦。
足を伸ばせば8日は、お隣の韓国(大邸)で日本代表ー韓国代表のゲームが観戦できる。
先月の28日に国立競技場で花試合(鹿島ーマンU)を観戦したので自分としては10日間で合わせて5試合の生観戦となる。

ゲームを観戦できることはなんともありがたいことだと思う。

【J2第24節、鳥栖ー京都】:鳥栖スタジアム

(写真:8.2鳥栖スタにて)
前節、山形に敗戦した京都の調子を見たかった。
結論からいえば、京都は、下り坂である。
たまのカウンター時にしか走らない京都は全然怖くないし、後は、中払さえ止めておけば良い。他の上位のチームは今が差を詰めるチャンスであろう。
この暑さもあり、段々と攻撃陣のキレが錆付きを見せている。
それにしても、京都のカウンターの速さは尋常でないことは確かではある。その点は気を配らなければならないが。
今の京都なら、この日の鳥栖のように前半無失点で抑えれば、足が止まる後半は数多くのチャンスを作ることができるだろう。
前半、守備的に戦った鳥栖は、前半は中々思ったようには動けなかった。
イクオさんも後半勝負と見たのだろう。鳥栖は、後半に先制点は取られたが、足が止まった京都から逆転することができた。パワープレー勝負に挑まなかった点も評価すべきことである。

(写真:8.2鳥栖スタにて)
鳥栖は中断期間にかなりな走りこみをやり悲鳴が出るほどの超ハードな佐世保合宿をやったらしい。
その成果であろう。後半の動きが非常に良く、運動量で京都を上回った鳥栖は首位の京都に2度の逆転を果たし3−2で勝利した。
ゲーム後は花火が打ちあがり、恒例のでんぐり返しを何度もやりスタジアムは沸きに沸いていた。
/
(写真:8.2鳥栖スタにて)
この日のサガン鳥栖は、粘り強く、精神的にもタフな良いゲームを行った。

「初先発!」その2


この大会(東アジア)で「注目したい!」と、期待を込めて以前に書いたのだが。なんと、村井と駒野が揃って先発するらしい。(写真は、日刊より)

いやそれだけではない!!
DFには宮本も、マコもいない。
(本当は、「宮本とマコがいて、村井、駒野がいる。」というのが自然なのだが。)
中盤の底に福西がいない。
それと。これまで、どんなことがあっても使い続けてきた三都主までいないという。

ジーコの中にあるカースト制度的"序列"を、初めて壊そうとしているのか。
単に、見せしめや緊張感作りなのか。
それとも、思い切ったチームマネージメントを手にしようとしているのか。
全くもって読むことができないが。
自身が参加する草サッカーでさえ”超”負けず嫌いのジーコが、北朝鮮に負けて一瞬”キレて”しまったことだけは間違いないところだが。
ジーコはこれまで通りに「選手視点」でこの大会を進めようとしているのだろう。
それにしても彼は、「先発陣総とっかえ」という代表監督になって初めてのことをやろうとしている。
中国代表との戦いは中々に興味深くなってきた。
初キャップの選手たちのモチベーションは高いだろうから。是非とも結果を出すことを期待している。
これによって、バックアッパーが誰になるのか。交代枠をどう使うのかも興味深くなってきた。

こちらのチームも平均年齢が相当に下がった。
いきなりだが。

何がなんでも自分の力を出し切って欲しい。
村井、駒野以外でも、特に、今野。
”今野的”選手は今の代表チームにはいない。

また、田中達也は、結果を出せば次も必ず呼ばれる。
そうすれば彼はこのままドイツまで残る可能性が出てくる。
彼にとっては、大きな大きなサッカー人生のビッグチャンスが訪れている。
達也にとって中国戦は、「隆行のカメルーン戦」、「大黒の北朝鮮戦」であろうか。

このゲームの結果次第では、自分が観戦に行く韓国代表と戦うチーム構成にも必ずや影響することだろう。