「初先発!」その2


この大会(東アジア)で「注目したい!」と、期待を込めて以前に書いたのだが。なんと、村井と駒野が揃って先発するらしい。(写真は、日刊より)

いやそれだけではない!!
DFには宮本も、マコもいない。
(本当は、「宮本とマコがいて、村井、駒野がいる。」というのが自然なのだが。)
中盤の底に福西がいない。
それと。これまで、どんなことがあっても使い続けてきた三都主までいないという。

ジーコの中にあるカースト制度的"序列"を、初めて壊そうとしているのか。
単に、見せしめや緊張感作りなのか。
それとも、思い切ったチームマネージメントを手にしようとしているのか。
全くもって読むことができないが。
自身が参加する草サッカーでさえ”超”負けず嫌いのジーコが、北朝鮮に負けて一瞬”キレて”しまったことだけは間違いないところだが。
ジーコはこれまで通りに「選手視点」でこの大会を進めようとしているのだろう。
それにしても彼は、「先発陣総とっかえ」という代表監督になって初めてのことをやろうとしている。
中国代表との戦いは中々に興味深くなってきた。
初キャップの選手たちのモチベーションは高いだろうから。是非とも結果を出すことを期待している。
これによって、バックアッパーが誰になるのか。交代枠をどう使うのかも興味深くなってきた。

こちらのチームも平均年齢が相当に下がった。
いきなりだが。

何がなんでも自分の力を出し切って欲しい。
村井、駒野以外でも、特に、今野。
”今野的”選手は今の代表チームにはいない。

また、田中達也は、結果を出せば次も必ず呼ばれる。
そうすれば彼はこのままドイツまで残る可能性が出てくる。
彼にとっては、大きな大きなサッカー人生のビッグチャンスが訪れている。
達也にとって中国戦は、「隆行のカメルーン戦」、「大黒の北朝鮮戦」であろうか。

このゲームの結果次第では、自分が観戦に行く韓国代表と戦うチーム構成にも必ずや影響することだろう。