景観とデザイン

以前、都市美について書いたのだが、それは日本の大都市の醜悪な景観を杞憂し嘆いたもので、決してデザイン”だけ”を優先すべきとは思っていないのだが、反対にデザインだけが一人歩きするような勝手な自己主張が強くなるとどんなに売れっ子の超一流の建築家であってもそれは都市生活者にとっては使えない害でしかない。
大きなプロジェクトには様々な事情があるにしても、立派な建築事務所や一流といわれる建築家にはサポートすべき有能なスタッフがいるはずなのだろうが、彼(建築家Paul Andrieu)は、どこかの協会の会長と同じでハダカの王様なのだろうか(笑)
材料の吟味や工法のチェックなど工事を管理監督すべきなのも設計管理者の役目だし、フランスではビッグニュースで取り扱われているらしいが、ガラス材さえ使えばモダーンだと思っているのだろうか。


次男が小さい頃。 
「お父さん、海って汚れてて、キタないよね」って言った。 

そんなことないよ。
海はすげぇキレイなんだぜ、と言ったけど。 

キレイな海を見たことない彼には信じてもらえなかった。 

口先だけなんだ。大人は。 

長男・次男の二人とも、小さい頃から、星を見たりするのが好きだった。 

しばらくして、思い立った。 

石垣や小浜や西表の海は行ってたし、海外の海も自分は見ていたけど。 

小浜島へ行くことに決めた。 

本当に、「海はきれいなんだ」って思わせたかった。 

家内とお金の工面して4人で出かけた。 

子供は驚いていた。

海の色、空の色。

星のひかり・・。 

興奮していた。 

夜、寝る前に、次男に、どう?って聞いた。 

「お父さん、海ってスゴイきれいなんだねぇ」 
「今日、潜って見たけど。船の上からも、海の中に入っても全部きれいだった」 
と、言ってくれた。 


その次男は、今年大学2年。何故だか仲間と陶芸をやっている。 



*昨日は、仕事の関係で何も書いてないのにも関わらず、997カウントもの方が訪れて頂きまして、ありがとうございました。これからも、”こんな感じ”ですが、よろしくお願いします(笑)