「アジア一次予選」と「アテネ五輪抽選」

【インド戦】
埼玉スタジアムで行われたWCアジア一次予選は、予想通りに、日本代表がインドに7−0で、圧勝。
ジーコ監督によると、『今まで好機をつくっても得点できなかったが、きょうはチャンスの数だけゴールが取れた。』とのことだが。
残念ながら、所用でTV観戦できなかった。まだ録画をみる時間もない(笑)
一部ネットサーフィンしたが、何はさておきこれ以上怪我人が出ずに良かった。随分、これまで回り道と主力選手に怪我人出したが、最初から計画的に、一次予選は国内組中心でやって欲しかった。結果論だが、新たな選手の抜擢で選手層が厚くなってきたことは確か。図らずとも(笑)

帰宅してようやく、HDに取り込んでくれていた録画を見た。
やはり、なんといっても最初のゴールが印象的。クボの、三都主の速いクロスに合わせたダイレクトボレー!!決して美しくはないが、人間離れした野獣のような動きのゴールだった。あれができる身体能力を持った選手は、クボ以外に国内にはいないだろう。最近の代表戦で6ゴールと、いつぞやまでのクボは、立派に孵化して、その殻はもうどこかにおいてきたのだろう。クボは完璧に覚醒しただけでなく、しばらくは代表のトップFWとして君臨する事だろう。
あとは、後半に交代で入ったオガサが、右サイド加地のパスを受けてゴール前右でGKを交して決めた6点目のゴールも、素晴らしかった。インドのDFも、GKも、ゆるかったこともあるが。
また、2得点をとった中澤もDFのレギュラーの位置を確かなものにした試合だった。彼の高さはアジア相手には有効だと思う。
後半7得点を上げた後に小野を下げ、怪我していた藤田を出したのは、この辺でゲーム馴らしをしておきたかったのだろうが、4バックの前に、福西、藤田。その前にオガサ、俊輔といて、役割がはっきりしていない気がした。
こういう場合は、福西1ボランチで左から俊輔ー中央・藤田ー右・オガサと配した方が藤田が生きていいと思ったが、藤田を下がり目置く理由がわからなかった。もっとも俊輔の方も、ゆるく空いた広いスペースを”自由に”ボールもらいたがって、動き回っていた。だから約束ごとなどなくこのあたりは選手の好きにさせていたのだろう。
それにしてもインドは、全ての点において代表チームとしたは格段の差があった。代表も、そのインドに合わせたような中盤のスペースとダルさがあったが。前後半ともDF陣が少し下がり過ぎのような気がした。

さて、前回はトルシエが好チームに仕上げ、”アジアに敵なし”を印象つけた、その「アジア杯」の戦いぶりに注目しよう。
2年間の膨大な遠回りをしながら、ジーコはここにきて、少しづつだが、”監督の学習”をしているような気もしているが。
代表チームとしては2年前には比べるべくもない。
マスメジャーでは、監督交代の機運はかけらもないが。



【OA枠は?】
それよりアテネ五輪代表。
前日までに欧州予選も終了し、9日にグループリースの抽選会が行われた。組み合わせによると日本はB組で、なかなかの強豪国と当たることになった。予想してた通りに、南米、アフリカ、欧州から各1ケ国で、日本と同じ組にはパラグアイ、ガーナ、イタリア。イタリアは欧州優勝国。
初戦が8月12日(日本時間26時半)パラグアイと当たる。第1戦が重要か。
シドニー五輪時のグループが、南アフリカスロバキア、ブラジルだったが、比較しずらいが今回の方が相手としては厳しいだろう。
8月12日から一次リーグが始まり、万が一、準決勝まで勝ちあがると、真夏の5試合連続・中2日の強行日程となる。メダルを狙いにいくなら、なお更、今後発表されるだろう「OA枠」には注目となる。

【焼肉たらふく食べて♪】
さて、わが女子代表の方は、スウェーデンとナイジェリアとの同組になった。初戦が8月11日(日本時間24時)、スウェーデンと当たる。こちらは最下位の3位でも、成績次第では準々決勝に進出の可能性がある。
ケンタッキーでの強豪アメリカ代表との戦いを聞くと、レベルアップしてそうだし1つは勝つだろう。
たらふく焼肉食べて(笑)いい具合にコンディション調整し、本番に臨んで欲しい。

【台風直撃?】
強い台風が、直撃コースに進路を取ってる。この時期、どの地区も雨量が多くなっているので、被害がなければいいが。明日は大阪。