隆行、際立つ!

用事済ませて、後半からのTV観戦でしたので、理想的な試合だったのかどうかはわかりませんが、結果は1−0で、まぁキリンカップだし、良かったといったところでしょうか。
国を出て移動に次ぐ移動、しかも長距離移動と時差。2日前に真昼の灼熱の博多の森を戦ったセルビア・モンテネグロ代表チームが、手抜きすることなく守備面でガツガツいっていたのには感心しました。
前半を見てないので詳細は他の方にお譲りします。
しかし、少しだけ感想めいたものは残しておきたいと思います。
【再び立て!セルビア・モンテネグロ代表】
セルビア・モンテネグロ代表は、攻撃面では、疲れからか足が止まる場面が見受けられ足元パスが多く、しっかり動けてないなとは思いました。ここ十数年はユーゴ戦争の影響もあり大きな大会に出場できなかったりして辛酸をなめる機会が多くとも、さすがに欧州では伝統のあるサッカー強国。技術的にもしっかりした選手が多いので、可能であれば万全のコンディションで戦って欲しいと思いました。
スロバキア戦の博多の森では、セルビアファンがかなり多く、ストイコビッチ氏だけでなく、選手たちも大きな拍手をもらっていました。もちろん、現在の代表監督であるペトコビッチ氏がアビスパのヘッドコーチをしていた由縁もあるとは思います。
そして、ペトコビッチ氏が言うように、できればアウェーで、ヒデを入れて、再び戦ってみたいチームと思いました。
国内では未だに悲惨な傷跡と戦っているセルビアモンテネグロの未来に、一刻も早く豊かで明るい兆しが来ますように祈りたいものです。(両国関係は過去に色々あったけど、外務省は4年前に制裁措置を解除している
旧ユーゴではオシムさんが以前に代表監督であったり、ストイコビッチ氏がセルビア・モンテネグロサッカー協会会長であったりと、日本とも縁深く、これからもサッカーを通して両国がより友好を深めて欲しいところです。
アテネ五輪では、日本代表(男/女)はもちろんですが、セルビアはアルゼンチンと同じグループですが、私はひそかにこの国の若者たちを応援したい、と思っています。
【隆行、際立つ】
日本代表の中では、このゲームは隆行の存在感(倒れっぷりも・笑)が際立っていたことと、福西ー隆行ー遠藤での流れるような得点は見事な得点ではありました。遠藤だけでなく福西もいい仕事をしたと思います。
【使えない交代枠】
できれば、後半途中からでも、両ウイングの二人を西と三浦に、俊輔を小笠原に交代させて、アジア杯に向けて調整させたいところでしたが、大きな大会を控えたしかも真夏のゲームに、交代がヤナギひとりだけだったのは、いつもの目先の目の前だけに集中するジーコ監督らしくはありました。この2年間、選手をスリ減らしながらチームを停滞させているように見受けられるだけに、このゲームはそれが再発してしまい残念でした。
坪井(福大ー浦和)の怪我も、思いのほか大事なようで、代表選手には心痛めることが続きます。
【TV中継のカメラワーク】
また、TV中継は、民放だし、俊輔の横浜凱旋試合なので選手のアップが多いのは仕方ありませんが、もう少しカメラを引いて欲しいと思ったのは私だけではないと思います。その点はかなりガッカリしました。