集客キャンペーンをサポーターばっかりに任せずに

チーム存続の危機にあえぐサガン鳥栖。先日(11日)鳥栖スタジアムへ向かうJRでの往復の車中に、その集客について少し考えてみた。
こういう場合、他チームの成功例や企画は非常に参考になると思う。(別に、サガン鳥栖へ提言するつもりはないのだが)
最初のうちはタダ券配り続けるってのもあるけど、「知恵」の積み重ねなんだ、集客って。
以下、毎試合、2万人を集めるトリニータの例・・

「トリニータ勝ったら企画」とか、臨時「無料バス」の運行とか、いつもやってる「サイン会」とか、高松の五輪出場記念袋の販売とか、新グッツの発売とか,敬老の日にちなんで老人2千人無料招待とか・・・。それはそれは、企画が玉手箱みたいに出てくる。

ついでに、毎試合超満員の福岡ドーム。日々のコツコツした積み重ねと「知恵」を振り絞った企画の数々。(以下はホンの一部)

「勝ったら企画」ってのは元祖ホークス(福岡ドーム)にはかないっこないけど。「スタジアムを携帯に呼び込め」、ちょっと高いけど「ドームで草野球」とか、「月刊誌と連動したサイト」とか、「団体割引」とか、人気の「ホークスファミリーウエディング」プラン(ドームペア招待)とか・・。
ちなみに、ダイエーのゲームは、ドームに行けない人のために自宅で毎試合(全試合?)TV観戦できます。
*写真は、福岡ドーム。ドームの右に続く建物がホテルシーホーク(の建物の一部)。

アルビレックス新潟は、「選手にインタビューする権利権」なんてのもやっている。新潟では、今月は「”野澤”菜おむすび」なんてのも売ってるし(笑)

もちろん、企画だけでなく集客を前提として考えると、以下の事象は必要条件だが。
1.チームが魅力的でいいゲームをしていること。
2.美味しいつまみや食べ物・飲み物が用意されていること。
3.トイレが清潔であること
4.競技場に足を運びやすい交通手段があること。

ところでサガン鳥栖の営業担当取締役たちは、賑わってる他競技場へ行ったことあるのだろうか?
たまにビラ配ってお茶を濁しているような彼らが本来の仕事できないなら(当然給料減らして)熱心なサポに頼んでボランティアで企画考えてもらったらどうか。
放映権料がそれほど期待できない日本のプロサッカーチームにとっては、サッカーとは”生観戦”してもらうことこそ、それがチームの収入源になり、グッズの売り上げ増につながり、スポンサー料の収入にも繋がるのだから。ひとりでも多くの観客が来てくれるよう考えることもチームの重要な仕事である。

試合終了後、松本さんがサポ席の近くまで来て丁寧にお辞儀をされている姿を見て、私は感じるものが多くあった。