ディフェンダーの餌食

パリ・サンジェルマンで、U-12のコーチとして修行中の樋渡群さんのコラムが面白い。
ちなみに、樋渡さんについての紹介

1978年6月9日生まれ。広島県広島市中区千田町出身。フランス・パリ在住、フランスサッカー協会コーチライセンスU−12、U−18、シニア部門の3つを取得。現在は、パリ・サンジェルマンのU−12コーチとして活動するかたわら、コーチ国家試験に挑戦中

今日(29日)付けの第2回目は、部門責任者ジェローム・クラン氏との対話。

●日本人の印象
●体格差
●よい選手の選び方
●リフティングの効能
●模範

興味深かったのは、「よい選手の選び方の中に」あった”視野の広さ”について

「まあ、そうだな。もうひとつには視野の広さも挙げられるよな。サッカーが本当にスピーディーになってきているから、考えながらプレーできる時間が本当に少ない。おれたちは、小さいころからボールを持っているときですら頭を上げて周りを見ながらプレーさせているし、ボールと人間が止まらないようにトレーニングしているよ。それは本当にしつこいぐらい徹底させているよ。最初のコントロールでボールを足元に止めてしまうと、ディフェンダーの餌食になってしまう。かといってそのボールをどこにコントロールしてもいいわけではない」

また、クラン氏は、コーチとしての役割を、この世代において、世界と戦って勝ち抜くには技術も大事だが「体格の良い選手を集める」ことが大事だとも述べている。
なかなか興味深いコラムだ。