先人を想う

今日は、メジャーリーガー、イチローが世界一になった日として、ちょっとだけ書き残しておこう。

米大リーグ、マリナーズイチロー外野手が年間最多安打記録を達成したレンジャーズ戦の試合前、1920年に記録をつくったジョージ・シスラー氏(故人)の親族5人が当地のセーフコ・フィールド内で記者会見した。
マリナーズが招待したもので、長女のフランシス・ドラックルマンさん(81)らが駆け付けた。孫のウィリアム・ドラックルマンさん(58)は「うちの祖父は野球を敬愛していた。イチローのような真摯(しんし)な姿勢で取り組んでいる選手が、記録に迫ってきたことをうれしく思っているに違いない」とエールを送った。(共同)

先人を敬う。そして先人のことを大事にしてきた先人の”家族”を招待し。イチローに言葉をかけさせ、イチローを祝福する。なんというシーンだろう。
長島のコメントや、松井のエール、はたまた父親のコメントなどよりも、やはりこのような”しきたり”を持っているメジャーの歴史が熟成してきた文化は、とても素晴らしいと、思う。