ジーコに見せたい

JOC(竹田会長)から頼まれたらしいこのゲーム。「栄光の祭典〜in 国立競技場」と題して、体育の日の10月10日に開催される。
40年前の東京五輪のこの日は快晴で、記憶にも鮮明。作曲家古関裕而氏の開会式のメロディーだけは今でも口ずさめる程だ。
その日を記念してイベントをするらしい。観客集めるのはやはりサッカーだろう、と言うことか。
そうはいっても、代表もいない。ナビスコ組(ベスト4)もいない中、未だに、この試合の意義も意味も見出せないのだが、私は、山本氏の慰労記念興行試合として認識している。
メンバーを苦心して選んだのは山本さんのようだが、シドニー組不在で五輪の色は泡と消えてしまった。

アテネの一部に、アトランタの一部を組み合わせ、しかし山本さんが実験したかったのは、大黒、二川、村井の3人なのだろう。
この3人をジーコにビデオ見せる気になっているのは川淵氏の方かも知れない。身の程も知らず、加地・三都主をイジめていたのは当の川淵氏だ。

大黒に、同じく日本人得点上位の播戸、大久保を組み合わせ、3トップ。ボランチは、戸田ひとりに任せての、攻撃的3−4−3でスタートしたら、面白いチームになりそうな気もする。

2トップなら、大黒、大久保。トップ下に10番二川、右に伊東、左に村井。ボランチに阿部と戸田の2人の組み合わせは、見ものだと思うが。
できれば、ここはシドニー組の明神をメンバーに入れて、阿部を3バックのセンターでもいいかも知れない。その際の3バックは、那須、阿部、鈴木で。
「戸田と明神」の2人こそ、ジーコの見逃しであり、避けて通っている道なのだから。

この日本選抜、監督さえちゃんとした人なら、もしかしたら今の代表にも10回やって4、5回位は勝てそうな気がする。一度キリにしては惜しいメンバーだ。