優れたライター

直撃した台風の影響で出発が一日遅れ、成田からは2度にわたる乗り継ぎ便でしかも一部の若手は10時間の移動をエコノミーシートだったとか、マスメディアからはそれ以外にもネガティブ気味の話題が聞こえてきますが。
海外に出れば何があるかわからないのは承知の上。勝利の神が微笑むチームには、あらゆる条件の克服があればこそ。
日本代表のアジア一次予選オマーン戦は13日午後6時半(日本時間同11時半)に開催されます。
さて、アジアユースで3位に終わったU−19日本代表について、9日付けのガゼッタさんのコラムには思わず膝を叩いた次第です。
ここでは一部を抜粋しご紹介だけさせて頂きます。

選手の潜在能力がいくら高くても、それが実戦で発揮できなければ全く意味が無いわけです。そういう観点からすると、今回のU-19は弱いと言い切ってしまって構わないと思っています。(ガゼッタさん)

この年代のサッカー選手としての寿命はまだ10年以上あるわけで、今の結果を踏まえて自分は弱いと認識し、弱さを克服するための個人的な努力を今後どれだけ積み続ける事が出来るのか、前園や磯貝や田原にならずに中田になる事が出来るのか、たとえオマーンに敗れてもJは残るように、育成という仕事をユース代表だけに押し付けてしまっては、真の日本の強化には決してつながる事は無いように思います。それだけに、サポーターである我々がどれだけ普段のJの試合に厳しい目を持つ事が出来るのか、サッカー新聞紙のエル・ゴラッソも創刊されるようですし、我々が日常でどれだけ高い意識を保つ事が出来るのかが問われているように思いますね。(ガゼッタさん)

『たとえオマーンに敗れてもJは残るように』と、ガゼッタさん、こっそり一文入れてる所には笑えないのですが(笑)
ところで、優れたライターとは、

我々素人が、無意識のうちにもってる概念や、中々素人には表現できない薄ぼんやりとした問題点を、キチンと分析し”的確な言葉で表現できる”方をいうのでしょうが。
そういう意味では、どこかの文壇崩れの某作家君や呆けた某プロライターと違い、僭越ながら、ガゼッタさんのような方こそが、優れた真のライターのひとりだと思う次第です。
私は、こういう方こそ世に広く読まれるべき方だろうと思います。

ガゼッタさんは、この春より復刊された漫画アクション双葉社(「サッカー批評」等発刊)に、サッカー関連コラムを連載中です。
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U−19”世代”の選手たちのことについて。少し、追記しておきます。

私は、彼らを「素材」としてはなかなかのものがある、と認識しています。決して、WY準優勝したナイジェリア世代とも比較して劣らない、と。今まで日本の課題としてきたFW陣や両サイドに優れた人材がいることは今後の日本サッカー界に新たな風を起こすだろうと。彼らの、今後の成長と活かし方を、楽しみに見守りたいと思います。