もう40年なんだ・・

当時、自分がBEATLESの最初のアルバム「ミート・ザ・ビートルズ」と、「ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム」の2枚のLPレコード盤を、早朝の新聞配達などのバイト資金でようやく購入できたのは、67年だったと記憶してるが、今となっては幻のアルバム(発売は64年)が「CD化」されるという話し。

赤や青だけでBEATLESを語って欲しくないと、ずっと思っていたけど、これはグットニュースだと思う。
自分としては、ポールとジョンの互いの毛色が余りでないこの時代の頃と、「ホワイトアルバム」以降の音楽性は明らかに違うと、思ってる。
この時代のように、彼らが仲良くやってた頃よりも、仲たがいしてる頃の方が確かに彼らの音楽性は進化してるし演奏もウマくなってるから、アルバムとしてはいいものができる。もちろん、プロデューサの腕もあるんだけど。

貧乏暮らしの中、必死の思いでギター買って最初に演ったのは、「禁じられた遊び」や「風に吹かれて」でなく、「プリーズプリーズミー」だった。最初は、友人の家の「倉(蔵)」で、毎晩のように寝泊りしながらアルバムの中のプリーズプリーズミーからツイスト&シャウトまでコピーしまくった。自分の外に向けての音楽の始まりは、BEATLESだった。その後、柔らか目のS&Gや、ディランや、ボブ・マーリーに移って行くけど。BEATLESが全ての音楽の始まりなんだ。バンドやってた頃は、女と音楽にのめりこんでいた時期だけど、昔の自分のことはそのうち公園のどこかで書きます(笑)結局、ミッシェルの難解なコード進行ものにしたけど、左手人指し指落としてギターは弾けなくなったんだけどね。

さて、彼らの最高傑作は、「サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」である事は間違いないけど、その後の「アビーロード」のB面は、昔、必死にコピーしてただけに大好きだな。

アビーロード」は、発売したのは「レット・イット・ビー」より先だけど、実際のアビーロードスタジオでの録音はその後だったから、実質上は彼らの最後のアルバム。蝋燭の炎も、消え去る時に強く大きく輝くよね。
アルバム「アビーロード」は、流石にイギリスでは史上最高の枚数が売れたらしいけど、全世界でも1500万枚以上というから凄い。

このアルバムのB面のバックに、少しの時間だけエリック・クラプトン(クリームもいいよね)のギターが入ってる。よく聞けばジョージのそれとは違うからスグにわかるけど。
さて、この11月17日発売の'64BOX。買ったら長男に取られそうだけど、やはり購入しよう。
長男には内緒で、ミート・ザからアビーロードまで、ピックアップしてしばらくの期間は愛車の10連奏CDBOXに積んでおこう。