空騒ぎ

突然に、降って湧いたようにマスメディアを揺るがせたトルシエ氏の”J監督就任ネタ”。

有数の「タフなネゴシエーター」であるトルシエには、契約するその日まで何が起こるかわからない。

だから私は、今回のまことしやかなスポ新の見出しも、全く、かけらも、信用していませんでした。決まるまでは、どうなるかわからない。

何故なら、彼ら(マスコミ記者)はしっかりした情報元(源)を持たずに、ただ飛ばしのアドバルーンを揚げているに過ぎないと思ったから。今回は、残念ながら、スポナビでさえ右往左往して、半日ごとに記事差し込んでいました。
一紙の見出し欲しさの”飛ばし”に乗っかって、それに更に上乗せし、噂程度のネタにも想像ふくらませて飛ばしあう、これが今までのトルシエ氏に対する扱いでした。
そういう意味では、彼らは、本人の動向とは全く関係のない所で「トルシエ」という格好のネタ(エサ)をばら撒き弄くり廻しているに過ぎない。
大巨人主義の、読売グループの”放置”に至っては目を覆うばかりの惨状。恥ずかしい事で無残(最低)としか言い様がない。
神戸が接触を持とうとしたのは事実であったとしても、トルシエの意思は一向に確認さえできやしない。本人も、彼一流の、お茶目なマスメディアに対する交わし方でしか付き合わない。
02年までの、掃き溜めのようなマスメディアの状況そっくり。

楽天神戸さんについては、しっかりした今後(十年後)の指針や、地域に根ざしたチームつくりの元に、
長期的視点でチーム運営をやって欲しい。

浦和らしい、磐田らしいというように「○○らしい」という語彙があるとすれば、神戸の場合、「興行」という語彙に非常に繋がりやすい昨今の状況を、是非とも変えて欲しいものである。現在でも、生かすべきいい選手は多い。
ヤスさんは何の為にいるのか。幹部(部長)として、彼が力を発揮しにくいのは、最初からわかっているけども。
今回の件、語るべき言葉は私には何もありませんが、私の、手持ちの温めていた2票を、「こちらに一票!」「こちらに一票」
先日もご紹介したアイルランド在住のnasastarさんと、日頃から敬愛する発汗さん、卓越したお二人の、BLOGの文章を拝見し、精神のバランスをとりたいものです。
ま、トルシエが日本で仕事するのを一番嫌がっていたのは、どこぞの高血圧気味で短気なキャプテンなんですがね。
<追記>
■下の発汗さんのコメントにもあるように、どうやら一番、収まりのいいクラブの監督になりそうですね。
野心に溢れた彼にとっては、プレミアの希望もあるでしょうが、まずは、不調なフランス1部リーグのビッグクラブを率いて攻撃的に戦い、長期計画で大いに成果を上げて欲しいものです。
若手の抜粋や育成には昔から定評のあるところ、もちろん、日本人選手にも目をつけることでしょう。
本人(オガサ)は嫌がるかも知れませんが、最初に、オガサなんかどうでしょう。やはり、いつでもずっと中田浩なんでしょうか。
これ(監督就任)が決定すれば、大変喜ばしいことだと思います。