フラット4

大分トリニータのクラブ幹部が、どういうチーム作りを考えているのか知らないが、この記事が本当だとすれば、なんと最早、もったいないことだ。
できれば、ベルガーさんの要求に応えられる選手が揃うチームか、早急な結果を求めない、気長に(少なくとも2,3年)チーム作りを考えているJ2当たりのチームで、もう少し見たいと私は思う。
この人は、幹部とうまくいってないのが解任の大きな理由らしいが。勝負の世界は厳しいとはいえ、ベルガー解任についての正式発表はまだなので、”飛ばし”であることを祈りたい。
高度な知性が要求されるのかも知れないが、美しいフラット4のベルガーさんがこんなに短い期間で日本を離れるとすれば残念である。
■[監督解任]で済むのか
J1では、大分、仙台のクラブ以外では、石崎さん(清水)、加藤さん(神戸)など、4チームの監督が解任の様子。
J2では、松永さん(甲府)、リティ(FC横浜)の解任が決定。
オシム語録で示唆しているオシム(市原)さん、入れ替え戦が決まった早野さん(柏)には、今後注目か。もちろん、”放置”が「続投」と報じたセレーゾ(鹿島)にも。
最終節を終えたJ1は、来季、2チームが増え18クラブとなる。
それぞれのチームに課題や問題点を抱え、来季への、その対策とするのであろうが、監督の首を、すげ変えて済むのであれば苦労はないだろう。
クラブの幹部(社長、強化部長、GMなど)が、現在のクラブの問題点や課題を分析し、長期的視点に立った方針の下、どういうチーム作りをしたいのか、が何より優先だろう。
1シーズン制に戻り、自動降格が2チームとなる来季は、その当たりが非常に重要になる。
天皇杯も残されているが、今後の各クラブの動向には注目したい。