増大する無関心
「FOOTBALL NIPPON秋号」の川淵氏ロングインタビューから
この一年、あるいはアジア杯、そして一次予選を振りかって。中でも川淵氏が強調していたのは、 一次予選のオマーン戦に敗北したら、「いくら収入が減るか」を(必死で)計算してた。(させてた) ということでした。 「協会への収入がどれだけ”減る”のか」? 協会がいくら損するかって、広告代理店のマーケティングの仕事だろ、それ。 (広告代理店の仕事を揶揄しているのではありません。念のため・笑) ニーズがある限り、価格を吊り上げて代表の試合を組むことについては已む無しとしても。 「代表が金になる」という価値観を、その国のサッカー界の頂点に立つべき人物がメディアで語るべきことなのか。 「代表チーム」とは、”損得”で計るべきものなのか? そんな問題なのか?
これがクラブの責任者であったら、即刻事務所への殴りこみでしょう。卵やペットボトルじゃ済まない。
この高給取りの人が今の職に赴任してからというもの、サッカー日本代表というアイデンティティは(雪崩をうって)下がる一方。
さて、現在でも進行しつつある代表チームへの無関心。今後も増大したり、代表チームへの半ば諦念めいたものが生じるのはある意味致し方ない、と私は思う。選手たちへの愛は失えないが。
戦いの場においては、孫子を学ばぬとも、”志”の低い者がトップに立つと、組織(国)は崩壊していくのが世の常。田島氏の変質も彼によるところ大。武士(サムライ)たちを束ねる”将”としてあるまじき、おまけに彼は目立ちたがりで気が短い。