稲本外れる

北朝鮮戦にのぞむ日本代表メンバーがJFAから発表された。

【対北朝鮮戦 日本代表メンバー】
GK:1 楢崎正剛、12 土肥洋一、23 川口能活
DF:2 田中誠、3 松田直樹、5 宮本恒靖、14 三都主アレサンドロ、17 三浦淳宏、21 加地亮、22 中澤佑二、25 茶野隆行、26 坪井慶介
MF:4 遠藤保仁、6 中田浩二、8 小笠原満男、10 中村俊輔、15 福西崇史、16 藤田俊哉、19 本山雅志、30 阿部勇樹
FW:11 鈴木隆行、20 高原直泰、28 玉田圭司、31 大黒将志

”海外組”からは、俊輔、高原の2名。確実視されていた稲本は呼ばれなかった。
以上の24名から、試合登録されるメンバーは、18人。6名が外れることになる。以下、感想。

(1)海外組2名ということは、北朝鮮戦に関してはあくまでも「国内組をベースにする」ということであろう。
(2)稲本が外れたのは、コンディションの面があるのだろうが、私は、現在のDH(ディフェンシブハーフ)のメンバーで「行ける」と判断したからだと思う。
中でも、福西、遠藤の連携が取れてきている点が大きいのだろう。浩二、阿部も含めDHの4人とも攻撃に絡むタイプである。
ジーコは以前から攻撃のイメージで選手を選ぶ特質がある。バランスを考えれば明神や戸田を試すべきであるが、ジーコは頑固にそうはしない。監督を辞めるまでしないだろう。
(3)オガサは、18人には間違いなく入るだろうが、ベンチを温めることになる。出場するとすれば、4バックに変更した時に、田中マコと代わるのだろう。ジーコは、この期間の合宿も含め、選手間の順化やコンビネーションを第一義にはしない、ということだ。相変わらず一芸に秀でた選手を尊重するだろう。
(4)FWは、高原と隆行の2トップ。ゲームが停滞した時に後半過ぎから玉田か本山が出る可能性がある。
(5)両サイドは、非常に安定してきている。辛抱強く使っているうちに危うさがなくなってきた。カザフスタン戦は「加地の日」だったし、シリア戦は三都主のクロスがキレキレだった。この2人は、怪我でもしない限り90分は保障される。この2試合の親善試合で他は一人も試さなかったのだから。

北朝鮮でなくとも、日本代表の先発メンバーは明らかである。ジーコの辞書には「サプライズ」という言葉はない。

問題は、日本代表が先取点をいつ取るかだが。先取点をあれこれ想像してみたが、これもまたサプライズが思い当たらない。
A.三都主のクロスから隆行・中澤のヘディング。B.俊輔のFK。C.遠藤のミドル。D.上がった福西から高原へのヘディングゴール。
このA.B.での確立は80%以上かも知れない。昨夜、大学生の二人の息子と賭けたが、私はA.に3千コインブラ賭けた。

埼玉へは当日観戦に行く予定であるが、シベリアから寒気が南下しないことを祈りたい。