「アビエイター」とハワードヒューズ

アビエイター」のロードショーは、先週から始まった。
今日の午後にようやく時間作れたので、シネコンキャナルシティ)へ出かけた。
ハワード・ヒューズを演じる天才ディカプリオの熱演と力演は見事でした。
しかし、彼演じるハワードヒューズの狂気が、画面いっぱいに”溢れ過ぎて”アカデミー賞主演男優賞には届かなかったのだろうと思った。
主人公が「公聴会」に呼ばれ、全米が注目の中、上院委員に紛弾尋問されるシーンには、ディカプリオならではの鬼気迫る演技と存在感があった。
ディカプリオとしてはギャングオブニューヨーク以上の熱演。

■映画の中以外の「ハワードヒューズについて」

映画作り、飛行機作りの他に、ハワードヒューズには奇行も多く、手当たり次第に女優に手をつけたことや、また自身の中に「細菌恐怖症」「麻薬中毒」「強迫性障害」などを持っていた。
彼を演じるディカプリオは、うってつけだと思う。

また、彼は26の会社や事業を残し、その死後、彼の遺産は宇宙開発や医学研究に寄付されたという。

ハワードヒューズには4つの夢があったという。
(1)世界一の大富豪になること
(2)世界一有名な映画プロデューサーになること
(3)世界一の飛行家になること
(4)世界一のプロゴルファーになること
このうち、彼は4番目を除いて実現させた。

彼の晩年は、ラスベガスのホテル暮らし。後に、ラスベガスの5つのホテル・カジノや、2つの空港なども手に入れた。