「サッカーのある幸せ」

【J2第9節、福岡ー京都】:博多の森球技場、観衆:10,239人、
■引きこもる京都
主審が北村氏で、嫌な予感はあったが、まさかアレモンにレッドが出ようとは、誰も予想できなかったでき事だろう。それも前半39分で、だ。

試合開始から緊張感漂う、引き締まったいいゲームとなった。アビスパの守備陣もいつも以上に組織的に守っていた。
アレモンを担当した岡山は、高さで全て勝っていたし、パウリーニョのケアをする宮本も、そして川島も良く踏ん張っていた。自分の予想は、センターバックは、岡山、千代反田だったが、今日の宮本は、松田さんの期待に応えていたし全体として良かった。
京都のチャンスらしいチャンスは2度、シュート数も3本と、アビスパは、相手チームにシュートを打たせない、いつもの完璧な守備をしていた。

大変、僭越ながら、アレモンは中倉さんが表現する”一発退場”でなく、レッドを貰う7分前に、ペネルティエリア内でシュミレーションのイエローをもらっていた。

<追記>
と、書きましたが。実際は、イエローは最初の一枚だけで、2枚出た訳ではありません。「レッドカードによる退場」が正しく、私の勘違いでした。中倉さん、ゴメンなさい。
そして、コメント欄でご指摘下さり教えて下さった翁さん、ありがとうございます。

この時間帯のアレモンは、北村氏の判定に終始イラついていた。アレモンは、手足は長いが感情回路は短いようだ。
レッドが北村氏の右手にチラついた瞬間、バクスタは拍手喝さいだったが、この”大一番”を、私は11人で是非とも戦って欲しかったと思う。
案の定、10人になった京都はあきらかに「引きこもり」戦術になったからだ。
京都は、サイドの星(前・山形)がキレ味鋭く、一番目についた選手だったが、ドロー狙いの柱谷さんは後半途中で交代させてしまった。

元々京都はアウェーのドローで十分だったし、9人がゴール前を塞ぎ、彼らが全力集中で守ると、決定力に課題のあるアビスパでは、中々点を取れない。
おまけに、こういう時に使うべきミドルシュートも使わなかった。
また2列目からの飛び出しも少なかったように思う。ベンチが指示できたのかどうか知らないが。
後半から攻撃的選手に交代させたり、岡山を前線に置いたりしたが、どんなにボールを持ち続けてチャンスを作り続けても、中々ゴールの中にボールは飛び込まなかった。

それにしても、今日のスタジアムはいい雰囲気でした。
「ウルトラ」と「バクスタ」の一体感もあったし、お年寄りや子供さんも含め、みんながいい雰囲気の中で、集中してこのゲームが見れ、楽しめたと思う。勝ち点3があれば尚良し、最高だったが。
■林の復帰を待つ
この試合で、良かった点は、アビスパが誇るサイドプレーヤーの先発した中村北斗山形恭平だけでなく、古賀誠史宮崎光平が見れたことか。
北斗もワールドユースに出るだろうから、その間、誠史のクロスにキレ味が戻れば大きな武器になる。

長丁場の戦いで、アビスパが更に選手層の厚さをつけるには、どんな場面でもボールをキープできるFW林の復帰が待たれるところだ。彼が戻れば得点力も増大する。

今日の攻撃の要となるべきFW有光とMF山形は、プレーがやや淡白で、ボール裁きも軽かった。
確かに、ドローは悪くない結果だが、ホベルト、松下が良かっただけに、もうひと工夫さえすれば勝てるゲームだったと、私は思う。
■ゲーム前
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福岡市でキャンペーン中の「元気バイ!福岡」のマスコットと選手のサイン。右はホベルトのサインをアップ。バクスタ通路に展示。
地震の影響等もあり、市民の士気を上げるため市内の小学校にも3個づつ配布されているらしい。

この日は早く着いたのでゲーム前に腹ごしらえ。いつものとんこつに”かしわ”のおにぎりを追加。このかしわ飯はうまい。ビッグアイの地鶏のオニギリも美味しかったが。
■明日は、ビッグアイ
明日(1日)は、「大分ーFC東京」のゲームを見に行こうと思う。
加地が出ないのは残念であるが、ヒロミさんの4−3−3と、大分の根本の左足を楽しみにしたい。
10位、13位と、本来の力を発揮できていない両チームに、光明の射すゲームを期待したい。