「サッカーのある幸せ」Ⅱ

【J1第9節、大分ーFC東京】:大分ビッグアイ、観衆26,218人
4連敗中のFC東京と戦う大分は、引き分けなく3勝5敗。失点が多過ぎ守備陣の立て直しが待たれる。
FC東京は、怪我人多く今が底と言ってよい状態。連戦が続くが、なんとか持ち直したいところ。

怪我で離脱していた加地が、このゲームで返ってきた。
北京アジア杯以降、自分的には加地ファンになっているので、復帰は嬉しいものがあった。
ゲームは、その加地と石川の右側から、FC側が攻め手を見出し攻勢に出る。
それにしても、彼の一つひとつのプレーの正確さ、精度の良さ。こともなげに淡々とプレーするその姿に感銘を受ける。「加地よ、余り、無理するな!」
恐らくTVには写らないだろうが、時たま、足首やふくらはぎ辺りを両手で撫でさすっている。大丈夫か。
この、加地の働きぶりや、プレーを見て、超ミーハーな連れは、(ヤナギは別にして)小倉(甲府)の次に、加地好きとなってしまった。

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(ビッグアイのトリサポ大観衆の中に、東京勢は、結構自己主張目だっていた。「M字開脚」には笑った。右は、元気な姿を見せた加地)
この日は、前半は茂庭、ジャーンを中心に、守りは集中し崩れなかったが、全体のリズムが今ひとつ。怪我での戦線離脱などもあり、原さんの苦悩する姿がベンチ前を歩く。
この日のげームも、怪我で、ルーカス、鈴木規郎らが早々と交代。
このゲームは、本来なら、チャンスが多かった前半に是非とも得点できていたらと思う。

大分は、攻守の切り替え、リズムみたいなものが少し欠けているように見えるが。前半は、守備的に戦っている。またベルガーさんの前年と違って、最終ラインは余り揃えていない。
攻撃面ではマグノアウベスとトドの動きが決めてとなる予感はする。
後半、25分過ぎ、ゲームが動く。DF柴小屋のロングを、ドド、マグノアウベスのワンツーで抜け出す。こぼれた所をマグノアウベスが拾ってゴール。大分先制。大いに沸くビッグアイのバクスタ。
その10分後にも、ふたりの連携でドドがゴールで2−0。隣の老人も、親爺さんも、おばちゃんも飛び上がって喜ぶ。
大分のライトサポは、数も多いが喜び方も凄い。
その後、FCの途中出場の栗澤がゴールを決めるも、リズムが悪いままゲーム終了のホイッスル。

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大分は、次節、好調な名古屋と。(4日19時、BSで中継)
FC東京は中2日で、ホームで鹿島と対戦。(このゲームはNHK総合で全国放送)
チーム状態としては厳しい時期だが、まだ先は長い。鹿島は、以前の開幕戦でFCに4−0と粉砕されたことがある。鹿島戦以降の、若い選手たちの奮闘を待ちたい。
それにしても、大分の観客動員力は凄い。これについては改めて書きたい思う。