善戦

[決勝は、ミランリバプール]
準決勝のもうひとつのゲーム、PSVミランは、重たい雰囲気の中で行われた。

雰囲気だけでない。ピッチも、選手たちの肉体も非常に重そうであった。中でもミランの選手たちは鉛の錘を背負っているようであった。
まずは、ホームにミランを迎えたPSVが先制した。
試合開始間もなく前半9分、韓国代表朴智星パク・チソン)の本戦初ゴールで先制すると、前半27分にもビッグチャンスが訪れた。フェネホール・オフ・ヘッセリンクの鋭いヘディングはバーをかすめながらハズれてしまった。
このヘディングが決まっていたなら、ミランは窮地に陥るところだった。
ミランは、前半45分、枠内に1本も入れることができなかった。
後半に入り20分にPSVのコクーが追加点。この得点により、2試合トータルでドローとなった。
予想に反してPSV、善戦す。というよりもミランが悪すぎた。
スクデッドユベントスと争っているミランは、3日置きにギリギリの戦いを続けている。
それにしても、やるじゃないか、朴智星
後半ロスタイムに、どうにか決勝進出を決めたミラン。これから準備することは、何より選手たちに休息を与えることだ。