祝!WC3大会連続出場

ジーコに率いられた、史上未だかってない程の多くの才能たちを有した日本代表は、他地区に比してゆるゆるとも思えるアジア最終予選を、ようやく抜け出ることができた。
このゲームを吹いたベルギーのデブレーケレさんは、見事な審判ぶりだったように思う。

ヒデはいない。伸二も、俊輔もいない。そして、久保も不在が続く。

この日のゲームは、「鹿島」(隆行、ヤナギ、オガサ、浩二)でスタートし、「ガンバ」(宮本、稲本、遠藤、大黒)で締めくくったように思えた北朝鮮戦だった。
ゲームが終わって。
喜び爆発!というよりも、個人的には、安堵の気持ちというか。
それと、どちらかといえば、肉体の奥底から言いようのないしみじととした喜びが湧き出てくるのは、正直な気持ちだ。
今日ばかりはこの、3大会連続WC出場の喜びに浸ることにしよう。

選手たちには、心からおめでとう!と。
そして、関係者スタッフの皆様にはご苦労様と。

ヤナギも5本すべてのシュートをことごとく枠内に飛ばし、32試合で22ゴールを上げた98年の頃*1を彷彿させる強烈なミドルも放っていた。
噛み合う相手さえいれば。
反応できる才能さえそばにいれば。
ヤナギは輝きを増す。そんな選手なのだ。
そして、”クロヤナギ”(柳沢+大黒)は合うと、私は思う。
隆行とのコンビも長年醸し出された深い味わいがあり、良いと思うが。
おそらく、日本が日本らしく、そして世界の強豪と戦うには、この、クロヤナギのコンビのような前線の活性化こそが、求められていると思う。
かって、この二人のような組み合わせは、あっただろうか。

今夜は、とっておきの美酒に酔うことにしよう。

得点した2人のFWと共に、アシストした稲本とマコに乾杯!
<追記>
どんな高名なプロライターよりも、見事な表現力でこの日の湧きいずる喜びを表現される、武藤さんのコラム
何度読んでも、思わず落涙。
このような素晴らしいコラムに触れることができる事に、同時代人として深く感謝したい。

自分は横山さんの時代からしか代表を見ていないが、敬愛する武藤さんがおっしゃるように、(昔日を)思えば、日本代表チームが強く逞しくなってきたことは間違いない。

*1:あの頃は、持病の腰痛の状態悪くなく身体がキレていたし、周りに生かされ、いつも迷うことなくゴールに立ち向かっていた。