無差別テロ

大都市を狙った無差別テロの被害はことのほか甚大で、なんとも痛ましいことです。
数多くの亡くなった方々には、謹んで哀悼の意を捧げます。

まずもって、どのような正義の理論があろうとも、無差別テロ行為は断じて許されるべきものではない。
力には力を。目には目をの政治的背景と、明らかに米国(ユダヤ政商を中心とする)メジャー支配の経済的歪みと貧富の格差・拡大は、宗教的背景もあいまって、深刻な情況となっている。
世界は、大いなる包容力(愛)を有しないまま、このままテロとの戦いは続くのだろう。

こういう深刻な事件の後で書くべきでないかも知れないが、私は、テロへの憤りを代弁するブッシュやブレアよりも、自身2度の選挙敗北と五輪誘致失敗のシラクの方に、指導者としての包容力を感じてしまう。
スコットランド、グレンイーグルスで6日から開催されたサミット(首脳会合)も8日で閉幕する。
開催中のテロは初めてではないか。
(尚、先にロンドンで6月10日から蔵相会議、6月23日に外相会議が開催された)

『我々は、これらの野蛮な攻撃を断固として非難する。我々は、犠牲者と家族に対し、心から哀悼の意を表する。我々のすべての国は、テロの衝撃に苦しめられてきた。このテロの責任者は、人の命を尊重しない。我々は、一国に対する攻撃ではなく、すべての国及び世界中の文明的な人々に対するこのテロに立ち向かい、これを打ち負かすことを決意する。
 我々は、暴力が我々の社会や価値を変えることを認めない。我々は、また、暴力がこのサミットの取組を止めることを認めない。我々はより良い世界のための我々の討議を継続する。このサミットにおいて、世界の指導者は、世界の貧困と闘い、人命を救い、生活を改善するために努力している。本日の攻撃の犯人達は、人の命を奪うことを意図している。
 テロリスト達は、成功しない。
 我々の社会に最も深く根づいている原則を支え、狂信的行為及び過激主義を我々すべてに押しつけようとする者を打破するとの我々の決意を、本日の破壊事件は決して弱めはしない。我々は勝利する。彼らに勝利はない。』(参加した国際機関による声明)

個人的には、ロンドンには知り合いはいないので、瞬間思ったのはイナ(稲本)のこと。彼、どうやら沖縄にいるらしい。