踏ん張り時

【J2第21節、サガン鳥栖コンサドーレ札幌】:鳥栖0−1札幌

6試合勝ててないサガン鳥栖。一時は2位の位置にもつけていた。
この日も鳥栖スタジアムには6,951人の観戦客が入った。いつもは子供たちが多いのだが、ナイトゲームとあって年配の方が目だった。

アビスパを3−0で粉砕したのは札幌。札幌は開幕の後しばらくは苦難の時期であったが、あれで上り調子が決定的となった。思い出したくもない悪夢のような第17節の博多の森
札幌サポーターはいつでも好感度が高い。博多の森では福岡西方沖地震に対する義援金を持参し、この日も、ゲーム前には「わざわざ”はるばる”やって来た!」とアナウンスされ場内のサガンサポから大きな拍手を受けていた。
中3日しかない長距離移動で、選手も(Jでは一番に!)大変だが、札幌サポの長距離移動には頭が下がる。

どうしたのだろう。いつもよりこの日は熱気を感じなかった。ゲームも、同様に、勝てる気がしなかった。”切り替え”は必要だと思う。

ピッチを支配したのは札幌。
中でも、西澤、曽田、池内3DFの踏ん張り大きく、ラインを押し上げ、中盤もコンパクトで、前線からも守備をキッチリやっていた。ボールを奪ったら全員(GK除く)が一斉に素早く動く。
曽田の手引きと、池内(前鹿島)が良かった。彼は前半3分にCKからヘッド一発で得点もした。二人とも7.0は上げて良い。
今の札幌には大きな穴がないと思う。
宮原はじめ”走らない”サガン鳥栖は、ほとんど有効な手立てができなかった。
鳥栖は完敗だったと言ってよい。

札幌、次節はホームで京都戦。
果たしてヤンツーさんが整備した札幌から、京都は得点が取れるのだろうか。
札幌が失点するタイミングは、セットプレーしかないような気がする。