悩める韓国代表

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(写真:試合翌日の韓国のスポ新)
韓国メディアは、ボンフレーレに非常に冷たい。ファンの80〜90%がこの監督を支持してないとのデータもあるようだが。
自国開催の東アジア選手権での最下位という結果が解任運動に輪をかけてしまうことは否めない。

日韓戦の翌日の新聞は4紙ほど手にし、近くの人に訳してもらったが、一応に「日本に負けて恥!」だとか「ボンフレーレではやっぱ駄目じゃん」とか言った内容であった。
スポ新は大きなスペースでこの監督を冷たく扱っていた。

韓国代表に見事に勝利したこちらとしては、密かに上機嫌で笑をこらえ、読めないハングルの新聞を広げていた。
ボンフレーレも言ってるように、韓国チームは,今回の大会は「若手を試す場」として割り切っていた。
その点を割り引いて見たとしても、それにしてもゲーム運びが非常に稚拙であったように思った。

自分は、韓国代表のゲームは北朝鮮戦をTVで、日本戦を大邸でみた。
韓国は、ふたつのゲームとも中盤に軸になる選手がおらず、非常に苦労していたように見受けた。
日本と同様、若くても技術や力のある選手は多かったので、中盤に緩急のつけられる選手がいれば結果もまた違っていたように思う。
足が攣る位に運動していても、効果的な決め手に欠け、打てども打てどもゴールに繋がらないのは日本戦に限らずであった。

いずれにしても、韓国もまた日本と同じように海外組が加入して初めてチームの骨格が決まる戦いをしているのだろう。
ボンフレーレが辞めようが辞めまいが、こちらにとってはどうでもいいことなのだが。
ヒディングという背後霊が韓国サッカー社会に息づく限り、次のWCまでは誰が監督をしても難しいことなのかも知れない。