満月の下


(写真:スタジアムの上空に大きな月。明晩は中秋の名月
[J32節、鳥栖ー山形]:鳥栖スタジアム
山形はJ2で最も失点数が少ない。平均が0.84点/1試合。
怪我人多く、おまけに新居の累積欠場などもあり万全の体制ではない鳥栖は、山形から得点を奪うのは中々に容易ではない。しかも、移籍間もない濱田(セレッソ)を先発で使わないといけない程だからイクオさんも頭が痛い。

本来なら、本人のためにも戦術的にも、短い時間で使いながら戦力にしていくべきだが。
案の定、前半は濱田にはボールがきちんと回らなかった。
時折キレのあるスルーパスは見せてはいたが、適切なポジショニングを探し続けながらも、うまく機能することなく結局ゲームが終了してしまった。


この日の鳥栖は、攻守の切り替えが遅く、ボールが前線で全くといっていいほど収まらなかった。
中2日のハードな日程でコンディション的には厳しい山形。彼らの省エネサッカーのペースに合わせてゲームをやってしまった、といったところか。
あくまでも若い鳥栖の出場選手の年齢は20歳以下が5人はいた。
予想通り、後半20分過ぎには山形の選手たちの足は止まっていた。
ゲームを作り、緩急を変えリズムを作りリードするベテランが不在であるのも今季の鳥栖の課題ではある。
このままでは濱田が機能するまで3,4試合かかると思うが、リーグ戦は終盤戦を迎えつつある。
京都戦のように、ボール運びを速く、強くしないと、上位争いには残れない。

       シュート数   得 点
 鳥 栖  6(4、2)  1(1,0)
 山 形  6(3、3)  2(1,1)