福岡のアレックス

公式でも発表されていたが、左SBのアレックスが6週間の怪我を負った。この時期の怪我は、チームにとってもサポにとっても大変に残念なことである。
しかし、誰より本人が一番に苦しく残念であるに違いない。
アレックスは未だ22歳。実際、自分もスタジアム以外で彼の元に寄って握手し励ましたこともあるが、彼は少年のように瞳を輝かせていた。
自分は、贔屓目でなく、このまま順調に育てばいずれは第二のロベカルにもなりうる将来性あふれる選手であろうと思う。
アレックスも色々いるが、福岡の彼は、必要な時はしっかりキープする代わりにいざとなれば玉離れも音速並みに速い。ミドルシュートは一級品で、守備も攻撃も一流である。
アレックスは、アビスパ3年目。ようやくJ1への壁を乗り越えそうになった終盤の怪我である。
そして、チームは今怪我人だらけである。

W林祐正、FWグラウシオ、MF中村北斗、MF喜名哲裕といずれもチームにとって欠かすことのできぬ選手たちばかり。
前節のヒドイ試合をした山形戦でも、多くの選手たちの太腿にベージュのサポーターがグルグルと巻かれていた。

怪我後のアレックスに会った信川さん博多の森・スタジアムアナ)によると。2本の松葉杖の状態のアレックスは、全治6週間明けの「ラスト2試合、絶対に出る!」と言ったらしい。
それはいいから、しっかり治せ!アレックス。