05年アウォーズ

エルゴラの年間アウォーズで、アビスパセンターバック千代反田がJ2「ベスト11」、J2「優秀選手賞」、「日本人最優秀選手賞」など数多くの栄誉に与かった。
アビスパサポーターとしては喜ぶべきありがたいこと。
しかし「ベスト11」や「優秀選手賞」は当然としても、千代反田の日本人最優秀選手賞は嬉しいことだが、正直評価し過ぎだと思う。
上位チームの飛びぬけた選手がいずれも外国人選手ばかりなので相対比較の中で選ばれたのだろうが、確かに今季は半ば過ぎからチームを引っ張る意識が高くなってきた。しかしチヨ自身にはわかっていることだが彼にはまだまだ課題が多い。
もちろん、彼がJ1でも十二分にやっていけるだけの力があることは、金満・名古屋に引き抜かれた(前季共にセンターバックを組んでいた)増川の活躍ぶりを見ればよくわかる。
■ベスト11「ホベルト落選」について

ところで、選んだ担当たちの眼力にもよるが、アビスパのMFホベルトをベスト11に選んでない(落選させた)ことで、この選考会がただ単に入れ替え戦の熱気の後の余韻(ノリ)で判断されたことがわかる。
もちろん今年一年甲府の倉持や藤田も素晴らしい活躍をしたし、米田も斉藤も京都の勝利に貢献した。
しかし、長期のスパンで年間通してみればホベルトの仕事がどれほどプロフェッショナルなものか。アビスパの組織的守備によるチーム戦術が効果的だったのは、誰でもないホベルトが存在していたからに他ならない。ディフェンシブハーフホベルト以上の中盤はJにはいない。
ホベルトアビスパのJ1復帰の最大の功労者である。

ということで今季、少なくともベスト11にホベルトを落選させる担当は節穴といってよいし、残念ながら購読を続けているエルゴラッソがJ2をしっかり見ていないことだけは確かである。