一枚岩になるということ

天皇杯は未だ残っているものの、J1もJ2もどのチームもそれぞれのやり方手法で来季に向けた準備をしているのだろう。中でもチーム編成については各クラブとも水面下では激しく動いていることと思う。

『本日の発表にいたるまでには、フロントとクラブの十分すぎるほどのミーティングがありました。J1昇格を大命題に、松本監督・岸野ヘッドコーチと井川社長及び佐野副社長が、話し合いに費やした時間は、述べ、50時間を越えました。』
『J1に向けて戦う体制をどうするかという短期戦略だけでなく、佐賀・筑後地区のサッカー文化の定着や 下部組織の技術向上など、その話し合いは細部にわたり、更に、チームづくりと言う枠にとどまらず、クラブ経営や地域活性まで広範囲に及びました。』(サガン公式)

どのクラブも短期戦略で右往左往している中で、長期的なビジョンや地域との協調をこのタイミングで現場と協議するのは大変に意義深い。
「来期体制について」の談話を公式HP上で発表したサガン鳥栖
「一枚岩になる」とは、このようなことをいうのだろう。
流石に井川さん、公式HPの使い方も心得ている。こういうことを続けることでサポーターは迷うことなくチームを後押しできる。

『細かいこともあいまいにせず、お互い納得いくまで徹底的に向き合える関係を築けたサガントスは、現場とフロントとが一体となり将来強くなると実感しております。』(松本監督談)

やがてJ1への道筋をつけ、近いうちにイクオさんも総監督の立場となるのだろう。