忙中閑あり

やがて2月。海外から帰国後、1月はとても忙しく時間がなかった。そんな中、やり繰りして観た映画のことなど、メモしておきたい。

[1月に見た映画]
「有頂天ホテル」:1月14日〜
   三谷幸喜監督、役所広司主演、
   この映画には全く入り込めなかった。
   稀代の、軽妙なTV向きの作り手である三谷氏が嫌いではな
   いのだが。個人的には非常に退屈な映画になってしまった。
   ま彼、話題の作り方はうまいので入場者は多いでしょうが。

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」:1月14日〜
   ジョン・マッデン監督、グウィネス・パルトロウ主演
   秀作。アンソニー・ホプキンスの名演技ぶりは見もの。
   今年度のアカデミー候補作といって良い。

「博士の愛した数式」:1月24日〜
   小泉堯史監督、寺尾聰主演、
   この作品はおそらく寺尾の代表作になるだろうが、深津絵里
   が見事にハマっている。深津さん好演!
   映像も美しいしみじとした穏やかな作品に仕上がっている。
   小泉監督の『雨あがる』『阿弥陀堂だより』に続く代表作。

「単騎、千里を走る。」:1月28日〜
   チャン・イーモウ監督、高倉健主演
   現地中国人達の素人とは思えない素朴な演技ぶりが心打つ。
   健さんの存在感はさすが。中国人もスーパースターの健さん
   が好きなんだね。この映画はお勧め。

   表題について
   時は紀元200年。劉備の元をはぐれた関羽が、曹操のもと
   へ身を寄せていた時に曹操軍と袁紹軍の戦いに参加し、敵の
   大将・顔良を討つ。その後、関羽を手元に置いておきたい曹
   操から請われるも、曹操の元を離れ主君劉備の元へ帰る。
   その時の赤兎馬にまたがり、まっしぐらに遠く離れた劉備の
   元へ駆ける様から「単騎、千里を走る。」の言葉が生まれた
   という。
[2月の鑑賞予定]
  「ミュンヘン」:スティーヴン・スピルバーグ監督作品
  「オリバー・ツイスト」:巨匠ロマン・ポランスキー監督作品