新シーズン開幕!

「J1今季展望」
個人的に今季は、みどころ満載。興味津々。
WCの年ということもあるが、J1については5月7日(第17節)までのハーフシーズンと、WC以降に再開する7月22日(第18節)からの後半のシーズンとでは違った展開となることだろう。

アビスパは出足から全力疾走
5年ぶりにJ1復帰したアビスパは、後半のことは全く考えず、開幕から17節までをフルスロットルで駆け抜けなければならない。
チームとして失うものも余裕もない状態であるのと、中断期間の1ヶ月半もあればチームは十分に立て直せる。
元々「チームとしての戦い方」がしっかりしているのと、アビスパのように3年もかけて「自分たちの形」を作ってきたチームは大崩れはしない筈だ。

巷ではアビスパは降格の有力候補と看做されているが、碌にアビスパを見もしてない連中には言わせておけば良い。今季、全国のスタジアムで、その辺の万年「中位力」とは比べようがない程、キャプテン・ホベルトを中心に魅力的で完成された守備組織を見せるに違いない。
アビスパでは、北京五輪に向けて意気込む北斗はもちろん、潜在能力は大黒や玉田以上と言われる20歳のFW田中佑昌(ゆうすけ)に期待。*1

■大きな補強のアントラーズ
03年7月(ジュビロ戦)から、3年ぶりにヤナギが帰ってきた。彼も自らの力を知るに随分と長い回り道をしたが、コンディションを上げるには古巣で力を発揮する方がいい。
ここで断言するが(勿論、先のことは6月の活躍次第ではあるが)、ヤナギはおそらくイタリアへは戻らないだろう。
チームは若い選手の成長だけでなく、長年指揮を振るったセレーゾの後、願ってもない指揮官がチームを見ることとなった。そんな再生中のチームに、ヤナギの復帰はこれ以上ない大きな大きな戦力補強となった。
ジーコスタジアムにも多くの観客が戻ることだろう。
その後のオガサやヤナギの動向次第であるが、彼らが残留するなら、このチームは7月以降、強力なチームに仕上がるような予感がしている。

■優勝候補
レッズ、ガンバ、マリノスなどがその中心になると思われるが、自分はサンフレッチェを推したい。現時点では、レッズのライバルはサンフレッチェと思う。
サンフレッチェの宮崎キャンプを見たが(その模様は近々に「写真館」で掲載予定)、このチームは、小野さんの集大成の一年になりそうな予感が大いにしている。
理由は、元々、チームとしての組織力はレベルが高いのと、伸び盛りの次世代の代表選手を数多く抱えている(育てている)こと、また今季最高の補強が成功したことによる。
何といっても戸田の加入は、サンフレッチェを蘇らせるだけでなく、森崎和ら若手の伸びシロを広げる役割もする筈だ。
彼はチームのリーダーとしてだけでなく、模範となるべき選手になるだろう。小野さんはそういう風に扱うはずだ。

J1開幕戦は、広島ビッグアーチへ行く予定。もちろん、お好み焼き付きでw

*1:*松田さんに限らず多くのサポが期待していたアビスパのFW林は、ビッグチャンスが目の前にあるにも関わらず未だに眠ったままのよう。できるなら豊前求菩堤山にでも出し岩洞窟で千日修養でもしたらどうだろう。ドラゴンにも高原にも負けぬ恵まれた肉体を持つ林なら、五百日ほどあれば世界的なFWに生まれ変わるやも知れぬ。