猛プレス!

[J1第2節、アビスパ福岡大宮アルディージャ]:博多の森
このゲームは、ホーム開幕戦ということで選手たちのモチベーションも高く、試合終了まで素晴らしい連携と組織プレーを見せました。
個で優れるアルディージャに仕方のない1失点はともかく、アビスパは、非常にディシプリンに優れた戦いを(見事に!)実践したと思います。
■戦えるチームになった「確信」

いつも通りに玉際に強く、中盤での猛プレスが良く効いて、終始、主導権を奪い、特に前半はアルディージャが全く”手も足も出ない”ほどのゲームになりました。
確か、71分にアルディージャの土屋に決められるまでに与えたシュートはたったの1本であったはずです。
前節に戦ったジュビロと違い(ジュビサポには失礼!)、アルディージャは補強組入れチームとして整備されつつある状態で、しかも、前節にあのジェフに圧勝したチーム。
そのチーム相手に、これだけのゲームができれば、アビスパはJ1の中位以下であれば十二分に通用するチームであると思えました。
12日は、アビスパが、決して他サポに見下されるような「普通のチーム」なんかでないことを博多の森で証明しました。
特に、”アビスパの魂”ホベルトの相棒である布部は、素晴らしいポジショニングと運動量で、アビスパのチームとしての馬力アップに繋がっていました。
グラウシオの代わりに先発した薮田とともに、彼の補強は正解であったと思います。
そして、このままの戦い方をすれば上位強豪チームと対戦しても、(得点力は別問題として・笑)それほど失点はしないだろうと思いますし、多くの怪我人でも抱えない限り、昨日の大阪ダービーのような無残な試合はしないと思います。

■資金力のないクラブの参考例

個としては、J1最低レベルの戦力であっても、アビスパのようなチームの戦い方とゲームに取り組む姿勢でしっかり戦えることを証明することは、今後の地方の資金力のないクラブにとっては一つの参考例にはなるでしょう。

次節、フクアリでのオシムジェフとの対戦が本当に楽しみです。
アビスパの中盤は、今の時点に限っていえばジェフの運動量を凌ぐものがあると思っています。
■佑昌に”鶴”!

この日欠場したFWグラウシオの怪我は心配ですが。
更に、この日前半早々で怪我のため交代したFW田中佑昌の状態は、(骨折でないとはいえ)早期復帰は難しいのではないかと思います。
今日の診断がどうでるかわかりませんが、シーズンは始まったばかり。彼も若いしこれからの選手、十分に治療して回復に務めて欲しいものです。

2人とも開幕戦の先発FW、決して代わりきく選手はいませんが、ここで他の選手の発奮を期待したいところ。