棚ボタPK

■街はWBC

WBCには、福岡のプロ野球球団から、チームの監督はじめ4番打者、人気者の川崎、投手陣2名など数多くの人々が参加していた。
福岡の街も、他と同様にあるいはそれ以上に、WBC一色といっても良かった。日本シリーズ第7戦のように、デパートも、スーパーも、一時的に客足が遠のいた。

しかし。
自分は、博多の森へ出かけてビックリした。若干の空席はあるもののSA席は十分な数のサポーターが座り、自由のサポ席もいつものように熱く席を埋めていた。

スポーツ好きでこの日のWBCの試合結果が気にならない人は余りいないだろうが。
8千人は確かに多くはない数字ではあるが、ピッチ上のアビスパの選手たちに声援を送り、後押しする人々の確かな存在を、改めて確認した一日であった。

■精神的な疲労
ゲームは、攻撃陣が怪我人続出(全治4週間が4人)ながらも、良く守り良く戦ったが、中二日の疲労感漂う中、ジェフ戦のような連動と強い規律性は欠けもう一押しの強さが足りず0−1で惜敗した。

クレバーでバランス能力に長けたMF布部の不在は、本当に大きい。

PK判定の吉田寿光主審の誤審は間違いないところだが、それも判定なので已む無しといったところ。
千代反田と金古のプレッシャーで何一つ仕事ができなかった(柏を降格させた)玉田に、棚ボタのPKを決められたゲームであった。
この状況では、4月半ばまでは我慢の時期だとは思うが、選手もサポも何より切り替えが大事だろう。