「世界」と戦うということ

■国際”経験”値で代表選手を見る

GK:川口=98WC、02WC、98五輪、96WY
   楢崎=98WC、02WC、00五輪(OA)

DF:宮本=02WC、00五輪、97WY、93U-17
   中田浩=02WC、00五輪、99WY
   アレックス=02WC
   駒野=04五輪、01WY
   中澤=00五輪
   田中=96五輪
   加地=99WY

MF:中田英=98WC、02WC、96五輪、00五輪、
      95WY、93U−17
      小野=98WC、02WC、04五輪(OA)、99WY
         95U-17
      稲本=02WC、00五輪、99WY、95U-17
   小笠原=02WC、99WY
   福西=02WC
      中村=00五輪、97WY
   遠藤=99WY

FW:柳沢=02WC、00五輪、97WY
   高原=00五輪、99WY、95U-17

かって、日本サッカー界でこれほど経験値の高い選手たちを揃えたことはない。
そして世間は(皇居や政治中枢に至るまで)、直前に控えたWCドイツ大会のことで話題沸騰である。
確かに選抜された代表選手たちには心からエールを送りたいし頑張って欲しいと思う。
■そして「谷底の時代」
しかし「ドイツ後のことを見据える」という重大な仕事は依然として取り残されたままである。
一時は「アテネからドイツへ」(なんともはや・笑)とか、「B代表」問題とか取り沙汰されたが、それも言葉だけが先行し実態は空っぽ、放置されたままといってよい。
中でも「谷間の世代」と言われる世代(個人的には「谷間」でなく「谷底」であると思っているが)の問題は避けては通れない問題であろう。

その「谷底の時代」の選手たちが働き盛りのピークを迎える2010年は、悲観的に見なくても絶望の時代となるかも知れない。救世主が現れない限り。
この問題は今後長期に亘って影響し引きずるようにも思う。