再開まであと3週間

WCは準々決勝を前に一息入った。
さて長いオフの後、アビスパ福岡の1週間の石垣合宿が一昨日に終了した。

アビスパは7月1日にはトリニータとTRM(島原)。2日にはKリーグチームとTRM(雁ノ巣)をやるらしい。
島原は若手中心と思うが、2日の雁ノ巣は、先日中津江村トリニータとTRMをした浦項*1が相手か。

アビスパは指揮官が交代したばかり。
練習試合で実践的にチームを作ることが必要である。7月19日(水)のリーグ再開までには数多くのTRMをこなして欲しいものだ。

また徳永(FC東京)とともにジュレミーさんから加地のライバルとして名前が上がった中村北斗の成長も楽しみではあるが。どうか今季途中の彼の一時的な停滞が吹っ切れていることを祈りたい。
同じくチャンスが増えそうなDFの柳楽や右ウイングに起用されそうな田中佑昌ら北京世代の中核を担うだろう若手の成長も楽しみである。

時間作れそうなので2日のTRMは大降りの雨でない限り見学に行けると思う。
石垣の合宿は灼熱対策としてこれから続く真夏の連戦には役に立つことだろう。
■問題は何も解決していない。

・脆弱なチームサポート体制
・大幅減資後の財政的な基盤作り
・長期ビジョンに則ったチーム作り
・フロント強化
・集客とサポーターの掘り起こし(ファミリー層の開拓)
・サイトや窓口のサービスレベルの向上

アビスパ福岡の問題や課題は山積したまま。むしろ放置されていると見てよい。
また残念ながらそれらを組織的、総括的にとりまとめ動ける人材はいない。
中断期間のチーム強化についてもフロントは「縁故就職」みたいな補強でお茶を濁している。
監督交代で風向きを変えようと必死になってはいるが。
アビスパに未来があるとすれば的確な指導による若手のレベルアップに僅かな期待が持てるところか。

*1:Kリーグ浦項の06シーズンは、前期勝ち点22の2位。失点がやや多いが首位の城南に次ぐ攻撃力を備えている。ドイツWCの代表に選出された選手はいない。このチームには確か李東國がいるはずだ。