ジダン!

WCドイツ大会はベスト8が出揃い、早いものでこの大会も残り8試合となった。
[準々決勝]

6月30日(金) 
17:00 (A) ド イ ツーアルゼンチン(ベルリン) 
21:00 (B) イタリアーウクライナ (ハンブルク) 
7月1日(土) 
17:00 (C) イングランドーポルトガル (ゲルセンキルヘン) 
21:00 (D) ブラジルーフランス  (フランクフルト) 

[準決勝]

7月4日21:00(火)(A)の勝者ー(B)の勝者:ドルトムント
7月5日21:00(水)(C)の勝者ー(D)の勝者:ミュンヘン

■事実上の決勝戦
開催国ドイツが好調である。開幕戦こそ2失点したものの地元サポーターの大歓声に押されて調子を上げている。スウェーデン戦は前半に2得点したポドルスキーがクローゼと噛み合っていた。組み合わせに恵まれたドイツは3戦続けて試合をコントロールしたがこれからが本当の正念場。
若くて活きの良い選手が多いアルゼンチンは楽しみなチームであるが、もう少し見たい気がする。このゲームは事実上の決勝戦か。
イングランドが抜け出す
オランダとの死闘を制したポルトガルは、準々決勝でイングランドと対戦。ポルトガルはC.ロナウドの怪我は痛いがコスティーニャ、デコらの欠場も大きいハンデとなる。
ルーニーの1トップで中盤を厚くして戦うだろうイングランドが優勢か。イングランドは苦手のスウェーデンとの対戦以外は守備陣が安定している。
ウクライナはここまでか。
予選でギリシア、トルコ、デンマークのグループを首位通過しての初出場のウクライナは、好チーム、スイスをPK戦の末にベスト8出場が叶った。スペインに0−4と惨敗した時はどうなることかと思ったが、徐々に調子を上げてきた。シェバにとってもイタリアとの対戦は非常に楽しみなはずだ。強豪国ばかりが勝ち進んだ中、9億円のボーナスが出たと言われているウクライナが今大会のサプライズなのかも知れない。
■最後の発光、ジダン
ジダンは輝いている。
この大会は身体も軽そうで何より気分良くサッカーを楽しんでいる。
スペイン戦でも後半ロスタイムにスルーパスに抜け出し、ペナルティエリア内でプジョルを切り返しのフェイントで交し、右足の技ありの素晴らしいゴール!
ジダンの輝きがフランス代表の強い求心力となっている。ブラジルを敗るのはフランスか。
少なくとも次戦がジダン引退試合にならないことだけを祈りたい。