五輪なんか〜

地元のことなので先日ミクシィに書いたことを転載しておきます。

予想通りに山崎氏(福岡市)は敗北した。 

当然である。(そしてありがたいことに!) 

1.05年4月JOCの竹田氏(会長)が山崎市長側に候補地としての立候補をすすめる。 

2.この時点で動いていたのは札幌市。その後札幌市は財政的理由で撤退。山崎氏は「札幌なら勝てる」と浅い読み。 

3.森前首相(体協会長)と川淵氏(JOC副会長、サッカー協会会長!)の2名がつるんで石原氏を突き動かす。 

「このままでは福岡になる。首都である東京はそれでいいのか。」と恫喝。もちろん福岡は食わせ犬だった。 

4.各競技団体は都内にある施設の老朽化を何とかしたい。 
  その為には五輪招致で都の予算を取ることが優先。 

5.都の財政は好転。
規制緩和で都心の容積率は大幅アップ。
臨海部、秋葉原、赤坂、六本木、大手町、渋谷、新宿など8地区を「緊急整備地域」に指定。 

6.五輪の開発で都の開発の起爆剤にしたい石原氏は辞退の意向を翻して3選出馬表明。 
石原氏はJOCの要望通りに4千億円の五輪基金を約束する見込み。 

五輪景気は、見方によればそれは悪いことではないのだが。
私は、近代オリンピック憲章に基づいた開催を継続するのであれば可能な限り未開発地域や新興国を優先すべきであろうと思う。
五輪は歪んだ都市開発、利権と実は深くつながっている。