組織なきサッカー

■遅すぎた自覚

「全体的には、点を取りに行くと。少々危ないシーンを作っても前に出て行くということはやってくれていたんで、これを続けていこうと思っています。」(7/19就任緒戦FC東京戦後、川勝氏談)

「やりたかったのはゴールを奪うこと。攻め続けてプレスからそのままの人数で攻めるなどキャンプからトレーニングしていることが出来なかった。」(7/23横浜戦後、川勝氏談)

「最終的に3バックに変えたというのは、当然点を取りに行く、負けゲームに関しては追いつくために前を厚くするということです。」(7/26清水戦後に、川勝氏談)

8/19京都に5失点、

8/23FC東京に4失点、

8/26千葉に3失点、

9/16横浜に3失点、

10/1清水に4失点、
「個人能力がやや低い分、組織で戦うしかないチームなので。」(10/1、惨敗の清水戦後に川勝氏談)

「うちが唯一勝点を稼げる方法は組織力なので。」(同じく)

今頃いうか。

さて、日本平のこのゲーム。
エスパルスのサッカーが特別に優れていた訳ではない。エスパルスは普通に守備陣を前へ上げ中盤をコンパクトにし、前線はしっかり守備をしていた。素早いカウンターでチャンスメイクしていた。
アビスパは前線とDFラインが伸びきっていた。
アビスパがかってやっていたような、あるいはやりたいサッカーをエスパルスがやっていた。
この試合は日本リーグ時代のサッカーしかできない川勝アビスパの自滅以外にない。
再び、最下位に。
そして序盤の得失点差の貯金も使い果たす。
■チームを食い物にするということ

「川勝ならスキルを上げてくれると考えている。」(9/27「意見交換会」にて、敬称略の人生を歩いているチーム統括長谷川氏・談)

「今、アビスパに必要なのは個人のスキルアップ。」(同じく)

「選手たちに厳しさを与えるのは川勝しかいない。」(同じく)
「前任者はFWに守備をさせていた!」(同じく、驚愕の発言をしたり顔でするド素人・町田運営本部長)

そしてJ史上最低勝率監督の招聘。

組織崩壊。選手たちの疲弊。
組織が身につかない一部の選手はボールウォッチャー。場当たり戦術のシワ寄せはやがてホベルトに。
傷つき倒れる選手たち。
DFアレックス退場、DF金古怪我、DF千代反田怪我で次節欠場見込み。