因縁の戦い

[CLグループリーグ第4節、バルサチェルシー]:カンプノウ
WC明けのCL。調子の出ない選手や疲れの残る選手が多いと指揮官としても舵取りが難しい。
今季のこの大会はダークホースが勝ち上がる可能性もある。
さて、バルサは、モウリーニョの教え子ともいって良いデコが先制。また後半直ぐのランバートの同点ゴールの後、チェルシーから移籍したグジョンセンが突き放す。
ゲームは前々季から続く因縁を引きずったまま非常にナイーブな展開で一進一退。

そのナイーブなゲームを吹く主審のステファノ・ファリーナ氏は28日のミラノダービーを吹いたばかり。あの試合も主力選手のほとんどに黄カードを出したあげくにマテラッツィを退場させた。
さぞ因縁深いビッグゲームを2試合も続ける主審の疲労も大変だろうと思う。

結果は、チェルシー敗色濃厚のロスタイムにドログバのゴールで2−2のロドー。
現在5得点と大会得点王となるドログバのゴールでバルサの決勝トーナメント進出は俄然怪しくなってきた。
バルサとしては勝ち点3をほぼ手中にしていただけにドローは敗戦同然。ホームでバルサを下し、アウェーではバラックをトップ下に置くダイヤモンドで戦ったモウリーニョに軍配が上がった形となった。
個人的には今季もジョン・テリーとカルレス・プジョールの熱い男の闘いが興味深かった。