攻めて守る

[J2第6節、京都ー福岡]西京極
京都は守備的にまだチームが整備されておらず、鈍いカウンターのパウリーニョ頼り。
それにしても今日の敗戦は痛い。ゲームの流れはこちら

リティのサッカーは実はディフェンスの選手に強さと技術の高さを求める。
であるなら、そういう選手を可能な限り揃えるか。揃わないなら戦力に見合った守備組織を組み立てるしかない。
左SBチェッコリと他のDF3人の連動は未完成であるし、キャンプからこれまでを見ているとリティの引き出しには組織で守るという発想はないように見受ける。

前線からの守備。どこでボールを奪うのかの取り決め。
相手ボール時の人数を掛けた囲い込み。踏ん張って中盤をコンパクトに保ち続けること。

後半疲れが少し見えた時点でボールキープもままならず、またボールがきてから余裕なくパスコースを探すようなディフェンスのやり方をしていては、昇格の道筋は立たないはずだ。
そして激しい相手のチェイシングにドギマギし、ただ単に前方へやみくもに蹴るしかないのはDF陣だけに問題があるのではない。

福岡に限らず後ろ(ディフェンス)に落ち着きがなければせっかく用意した攻め手のアイテムも限られる。今の福岡にはホベルトはいない。
そしてサッカーはもちろん守備力だけ高めても勝てない。

内心はボールを動かし「攻めることこそが守りである」というリティの信念がピッチ上で表現し続けることができるように期待はしているが。

今日の収穫は、古賀誠史がようやく戻ってきたこと。(ミドルボレーで今季初出場初ゴール)
彼の公式戦復帰は、あの強烈なクロスを放り込み続けた入れ替え戦以来である。