旅の途中‥

28日に関空からジャカルタへ発ち、その足で南半球の南の島に立ち寄っています。

■最強のイラク
ジャカルタで行われたアジア杯決勝。
イラク代表チームは本当に素晴らしいフットボールを魅せてくれました。
個人としての選手達のスキルの高さ、互いに連動した組織的性、何より彼らの戦いに臨む闘争心はスタジアムに集うインドネシアンの心を十二分に惹きつけるものでした。

前半20分過ぎからでしょうか。
それまで静かに観戦していた地元ジャカルタのサッカーファン達は次第にイラク選手達の激しい闘争心に魅せられ、スタジアムを覆うような「イラクイラク!」の大合唱でした。
日本が敗れたサウジアラビア代表チームとは得点差以上の、大きな、大きな差がありあれほど美しく組織化された守備を見せたアジアのチームを初めて見ました。

個人的には、
アジア杯の最強チームはコンパクトに整備された00年のトルシエジャパン(名波のチーム)と思っていますが。
今回のイラクチームはあのチームを超える凄まじいばかりの激しい闘争心を持ち合わせていました。
イラク選手たちの屈強な精神性は、目標だった日本チームに勝ちゲーム前だけ元気だった(アジアで勝ちなれた)大勢のサウジサポーターを沈黙させるに十分なものでした。

我がチームとイラク代表チームとを戦わせたかったのは、私だけではなかったと思います。
おそらく素晴らしいゲームになったことでしょう。

銀婚の旅にて〜太平洋の潮騒を聴きながら