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■本職のセンターバック

跳ね返す力、弾き飛ばす力が違う。長野聡柳楽智和センターバックコンビ。
ミスはあったが彼らは本職、1対1の安定感が違う。
49節セレッソに4失点し、ようやく戻した本職2人。長くリトバルスキーが記憶の彼方に忘れてきたもの。まともな守備布陣。
遅すぎる。

■引き際その1.砂川さん

後半42分、審判人生最後のカードは元日本代表DF斉藤秀へ。
片山さんに次いでJ最少カード数(イエローカード数)を誇る砂川さん。1試合平均2枚弱はもちろんあの鍋島氏の半分も満たない。
砂川さん、今日は最後のピッチでモチベが高かったのだろう、互いの激しい当たりをカードで制御(7枚)しようとしていた。
そういえば今季福岡のゲームを吹くのは8試合目。3勝2分2敗と彼との相性は悪くなかった。
お疲れ様。

■引き際その2.外池選手

早大から平塚、横浜F、大宮、横浜F、甲府、広島、山形、湘南とJ8チームで通算183試合出場。センターバックからセンターフォワードまで。
今季は途中出場で13試合。最後のゲームとなった183試合目福岡戦は終了間際に登場した。
今日は彼の小さな子供たちも花束贈呈でセレモニーに参加。感極まりながら最後の挨拶。
外池大亮食事日記

■引き際その3.闘将・秋田豊

J通算出場は山口、山田、藤田次ぐ406試合。
1993年5月16日開幕戦以来のJ創設時に在籍した選手。(他はカズと山口くらい?)
鹿島時代に98年フランスWC出場、02年日韓WCへも選出。リーグ優勝4度、ナビスコ優勝3度、天皇杯優勝2度と9冠を経験。代表44cap。
J屈指のセンターバック。腕立てが得意で全治3週間の怪我を3日で治したという逸話があるほどの強い闘争心を持つ。
秋田はよく頭から血を流したが、流血すると20%能力がアップすると言われた。プロフェッショナルとは彼のことを言うのだろう。

『これから本当にぎりぎりの戦いになってきますけど、これからは本当にミスをしたチームが負けると思うので、本当にミスを少なくすることが第一条件だと思うので。あとはセットプレーのところで、どれだけ精度を高く出来るか、守備に堅さを求めるか、というところが、J1に上がれるか、上がれないかという分かれ目になってくると思います。』『勝つために何をしなければならなかいかということ、自分が持っている色々な経験を若い人たちに伝えて、勝てるチームを作ることができる指導者になっていきたいなと思います。』(引退記者会見で)

この日は、3人の子供さんと奥様がセレモニーに参加。子供さんたちはかって秋田が在籍していた3チームのユニを、奥様はフランスWCのユニ(炎のジャパン)を着て参加されていた。
名古屋、京都への移籍が秋田の幅を広げた。良い指導者になることだろう。
それにしても偉大なり秋田豊
■引き際4.漢・前田秀樹

『=セレモニーで会場全体から「前田コール」が巻き起こりました。それが彼らの気持ちを表していると思います。サポーターに対してメッセージはありますか?
「本当にサポーターは変わりましたよ。5年前、彼らは勝ち負けだけを見ているところが強いと感じました。『こういうことをやっていこう』というのをこのチームはサポーターも含めて作っていくべきだと思いますし、それが自分の仕事だとも思っています。それと僕が彼らに言ったのは『選手を見に来てくれ』『練習を見に来てくれ』ということでした。自分たちがどういうサッカーをやろうとしているのかを見てもらって、負けても『こういうサッカーをやるんだ』ということを分かってもらいたかった。
ここが僕がさっき『世界一のサポーター』と言ったところなんですよ。浦和ほど大勢の人はいませんが、彼らは勝ち負けだけのサポーターではないということなんです! ここのサポーターは本当によくサッカーを分かろうとしてくれていますし、それでダメだったら文句も言いますよね。でも、サッカーをしっかり分かってくれている。もう一つは『感動を与える試合をしてほしい』とサポーターは訴えてきました。今日は感動を与えられたと思います。我々の選手は決して上手くはありませんが、それでも感動を与えられるんです。それが分かった上で叱咤激励してくれるのは本当にありがたいですね。』ホーム最終戦インタビューで。

前田秀樹、53歳。Aマッチ65cap、元日本代表キャプテン。ジェフユースの監督であり「ドーハの悲劇」時のTV解説者でもある。前田さんは小椋を育てた。西野のゴールでセレッソに足止めを食らわした前田さんの去就は26日の役員会で。今年もサポの声は届くのか。